アイドルグループ・嵐の二宮和也(35)と「現代の魔法使い」と称される筑波大学准教授・学長補佐の落合陽一氏(30)が、きょう1日に放送されるNHK『SWITCHインタビュー 達人達』(Eテレ 毎週土曜22:00~22:59)で本音をぶつけ合う。

4年前の番組で共演した2人。今回もすぐに打ち解け、まずは二宮が落合氏の研究について尋ねる。自らを電波や音を扱う人間だという落合氏は、それによって映像や音楽といったエンターテインメントへの変化に繋がると指摘する。「少数の人が必要な技術こそ面白い」と考え、聴覚障害がある人が音楽を楽しめる試みについて二宮と意見を交わす。

一方、演技論やアイドル論についてストレートな質問を受けた二宮は、コンサートで満員の観客を前に立つ心境などを実直に語る。「自分の余白はまだまだある」という二宮の10年後の将来像に、落合も「勉強になった」と共感。トークの合間には、二宮がトランプマジックを披露するなど和やかムードの中、収録は行われた。

番組ブログによると、この対談が決まったのは収録の1週間前。大急ぎで準備が進められたが、「その貴重な時間も、二宮さん、落合さんが無理に無理を重ねて作っていただいた時間でした。言い方を変えれば、お二人もそれぐらいの意気込みで収録に臨んで頂いた訳です」。

そのような経緯で実現した今回の対談は、「落合さんの超濃密な話に、二宮さんが超高速分析力で返答し、1時間のトークに2時間分ぐらいの中身が詰め込まれたかのようなテンポ」。休憩中、落合氏が二宮の印象を「所作がきれいな人ですね」と形容したことに、スタッフも「フランクな雰囲気で進んだトークなので敬語トークだった訳ではなく、ずっと背筋を伸ばしてキチっとした姿勢をなさっていた訳ではありません。でも話し方も、振る舞いも、確かに『所作がきれい』なのです」と深く納得したという。

そんなスタッフが見どころと語るのは、「トークが始まる前、終わった後、二人が握手をします。何の演出もされていない、自然発生的な握手」。「視聴者の皆さんにどう映るかわかりませんが、(一応、生物学的には)同性の者から見て実にカッコいい握手でした」と振り返っている。