説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『アプリの通知音が「レラレ」でつまんないです!』という質問に答えます。

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通知音とは、通知を知らせる効果音のことでしょうか? 残念ながら、すべてのアプリが通知音に対応しているわけではありませんし、通知音を自由に変更できるわけでもありません。通知音を変更できるのは、Appleが開発した(iOSに標準装備されている)アプリのうち一部に限定されています。

iOS 11の時点で、システムレベルで通知音の変更に対応するアプリは『設定』→「サウンドと触覚」画面にある「サウンドとバイブレーションのパターン」欄に表示されたもののみです。具体的には「メッセージ」と「メール」、「カレンダー」と「リマインダー」が対応しています。それ以外のアプリは、『設定』→「通知」画面の設定項目に「サウンド」スイッチで通知音のオン/オフが可能ですが、通知音を選択することはできません。

「サウンド」スイッチでオン/オフできる通知音はシステム共通のもので、トライトーンという「レ・ラ・レ(DAD)」で構成される効果音が適用されています。前述した例外的なアプリ以外は、通知音といえばトライトーンということになります。

ただし、アプリが起動中のときに受けた通知に適用される「アプリ内サウンド」は例外です。LINEを例にすると、LINEを起動しているときだけ適用される通知音(通知サウンド)が存在します。「設定」→「通知」を開けば、いろいろな通知音が選択可能ですが、初期値ではトライトーンが設定されているため気付かないかもしれません。LINEの場合、システムのバックグラウンドで動作していることが多いため、「メッセージ」や「メール」の通知音変更とほぼ同じ効果を得られるはずですよ。

  • iPhoneで通知音を自由に選べるアプリは多くありません