Acerは、8月31日からドイツのベルリンで開催のIFA 2018に合わせ、8月29日(現地時間)にプレスカンファレンスを開催。Whisky Lakeこと最新の第8世代Intel Coreプロセッサ搭載のモバイルノートPC新モデルなど、PCの新製品を多数発表した。
15.6型タッチ液晶搭載で990gの軽さを実現した「Swift 5」新モデル
Swift 5は、15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)IPSタッチ液晶を搭載しながら、重量990gと軽さを追求したモバイルノート新モデル。Acerは、15.6型ノートPCとして世界最軽量を実現したとしている。
従来モデルは14型液晶を搭載していたが、ベゼル幅を5.87mmと狭額縁仕様とすることで、従来モデルと奥行きがほぼ同等となるボディに15.6型液晶を搭載。また、ボディには天面と底面にマグネシウムリチウム合金、パームレスト部にマグネシウムアルミニウム合金を採用することによって、強度と軽さを両立したという。サイズは358×230×15.9mm。
搭載CPUは、Core i5-8265UまたはCore i7-8565Uで、メモリはDDR4-2400を最大16GB、内蔵ストレージは最大1TBのNVMe/PCIe SSDを搭載。内蔵無線LANもギガビットクラスの速度を発揮するIEEE 802.11acとなる。バッテリ駆動時間は最大10時間。外部端子は、Power DeliveryおよびDisplayPort対応のUSB 3.1 Gen2準拠USB Type-C、USB 3.0×2、HDMI、SDカードスロット、オーディオジャックなどを用意。発売時期は2019年1月を予定しており、米国での価格は1,099ドルからの見込み。
また、14型液晶搭載のSwift 5従来モデルにも、Whisky Lakeこと最新の第8世代Intel Coreプロセッサ搭載モデルが追加となる。搭載CPUはCore i5-8265UまたはCore i7-8565Uで、その他の仕様は従来同様だ。こちらは欧州で2018年9月より販売され、価格は999ユーロから。
「Swift 3」はWhisky Lake搭載モデルを追加
13.3型液晶または14型液晶を搭載するモバイルノート、Swift 3シリーズにも、新第8世代Coreプロセッサ搭載モデルが追加された。
14型モデルは、2製品を用意。両者とも、搭載CPUはCore i5-8265U、Core i7-8565U、Core i3-8145Uのいずれか。LTE搭載モデルは用意されないが、2製品ともディスクリートGPUとしてGeForce MX150を内蔵しており、より性能を重視した仕様となっている。
2製品の違いはメモリや内蔵ストレージの仕様が中心。メモリは最大8GBでSSDのみ搭載する製品と、メモリを最大12GB搭載でき、Intel Optane Memory対応、SSDとHDDを同時搭載できる製品となる。サイズは、SSDのみのモデルが323×228×14.9mm、重量は1.35kg。HDDも搭載できるモデルが323×228×18.7mm、重量が1.45~1.5kg
13.3型モデルは、CPUにCore i5-8265UまたはCore i7-8565Uを採用するとともに、LTE対応のワイヤレスWAN機能を搭載。13.3型フルHD液晶を搭載しつつ、重量は1.3kg、厚さ15.9mmと、携帯性にも優れるとしている。サイズは308.8×214×15.9mm。メモリーはDDR4-2400を最大8GB、内蔵ストレージは最大512GBのNVMe/PCIe SSDを搭載。バッテリー駆動時間は13時間。13型モデルは欧州で2018年10月より販売され、価格は799ユーロから。14型モデルは米国で2018年11月より販売され、価格は799.99ドルから。