3人組ダンス&ボーカルグループのw-inds.が29日、都内で「w-inds.スペシャル ファンミーティング」を実施し、国内外のファンからの質問に答えた。
会場には事前の抽選で選ばれたファンが詰めかけたほか、海外のファンもネット中継で参加。w-inds.はアジア圏のみならず、アメリカやヨーロッパでもリスナーを増やし、今回のイベントを主催した音楽配信サービス・Spotifyによると、w-inds.の楽曲で総再生数の43%が日本、57%は海外のユーザーによるものだという。
これについて、メンバーは「びっくりですね!」と口をそろえつつ、橘慶太は「アジアに行くことも多かったので、いろいろなアジアの国で聴いてもらっているのかなと勝手ながら思っていました」と海外への広がりを感じ取っていたようだ。Spotifyでの再生数も伸び続けていることから、橘は「ありがとうございます。今日はみなさんを称えに来ました」とあらためて感謝の気持ちを伝える。
そして、イベントに参加したファンとのコミュニケーションを通して、「世界の人にも聴いてもらえる時代になったということが僕たちにとってもすごくうれしいことでもありますし、またみんなに気に入ってもらえるような楽曲を作ります。みんな! 新しい曲、待っててね!」「いつの日か、みんなのもとにライブをしに行きたい。日本に来てくれることはありがたいですけど、僕たちが行くことによって夢を叶えるべく、これからも活動を続けていきたい」と決意を新たにした。
また、質疑応答の場面では、「これまでの作品でそれぞれ好きな楽曲は?」の質問に「難しい……」と頭をかかえる3人。熟考した後、緒方龍一は「New-age Dreams」(1stアルバム『w-inds.~1st message~』)、橘は「空から降りてきた白い星」(3rdアルバム『w-inds.~PRIME OF LIFE~』)、千葉涼平は「Feeling U」(10thアルバム『Timeless』)をそれぞれ選択した。すると橘は、「ちなみにジュリアさんは?」と逆質問。「選べないです」の一言に会場は爆笑で包まれ、ジュリアさんも悩んだ後に楽曲ではなく9thアルバム『MOVE LIKE THIS』を選んだ。
そのほか、7月にリリースされたばかりの13thアルバム『100(ワンハンドレッド)』について、「楽曲の歌詞を作るまでのプロセスを教えていただきたいです。実体験にもとづいていたりするのでしょうか?」と制作エピソードをたずねる声も。橘は「僕が歌詞を書く時は楽曲を先に作って、曲を聴いている途中で映像が出てくる。主人公の男性や女性がいたり。そういう映像が出てきたものを、歌詞に書くことが多くて」と前置きし、「でも、『Stay Gold』という楽曲は、すごくメッセージ性の強い楽曲。そういうのは自分の内に秘めたものや考え、世界観を表現しています」と明かしていた。
音楽のつながりを通して、国境を越えてファンと親睦を深めたw-inds.。イベントの締めくくりとして今後の活動についてのコメントを求められると、橘は「ここはリーダーがバシッと!」とゆだねる。リーダーの千葉は、「未来のw-inds.。ツアーの後……年内ってこと? ……ソロ活動が忙しい。年末年始に舞台が入っちゃって」と正直に話して会場は再び爆笑。橘は「新しい楽曲は随時作って、アップデートしていきたい。新しい曲だけでやるライブとか、新しい取り組みとか、常にアップデートしていく意識を強く持ちながら」と真面目にまとめつつ、「涼平くんのソロ活動が終わったら」と補足して笑いを誘っていた。