ASUSは、8月31日(現地時間)より開催されるIFA 2018に合わせて、発表されたばかりの最新CPU"Whiskey Lake"こと最新の第8世代Coreプロセッサを搭載するモバイルPC「ZenBook」シリーズ新モデルを発表した。

  • ASUSが発表したZenBookシリーズ新モデル。左からZenBook 13、ZenBook 14、ZenBook 15

ZenBook 13

ZenBook 13は、13.3型液晶搭載のモバイルPC新モデル。従来モデルと比べて大幅にベゼル幅を狭め、画面占有率を95%にまで高めた「NanoEdge Display」の採用により、サイズは302×189×16.9mmと、12型液晶搭載ノートPCに匹敵するコンパクトさを実現する。

  • ZenBook 13

  • 13.3型フルHD液晶。極限までベゼル幅を狭めた「NanoEdge Display」で、画面占有率は95%に達している

ASUSによると、13.3型モバイルノートPCとして世界最小サイズ(フットプリント)を実現したとしている。重さは1.19kgで、アンチグレア液晶搭載モデルでは1.09gとなる。液晶の表示解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)。

  • 正面

  • 左側面

  • 左側面

  • 右側面

  • 天板

  • 底面

従来にはない新機能としては、テンキー機能を内蔵するタッチパッド「NumberPad」を搭載している。タッチパッドにはLEDイルミネーション機能が備わり、これを有効にするとLEDが点灯してタッチパッド上にテンキーが浮かび上がり、利用できるようになる。

  • キーボード

  • テンキー機能を備えるタッチパッド「NumberPad」

  • タッチパッド右上を押すと、タッチパッドにテンキーが現れる

また、3D赤外線カメラの搭載により、Windows Hello対応の顔認証機能をサポートする点も、従来にはない特徴だ。このほか、ボイスアシスタント機能として、CortanaとAmazon Alexaに対応している。

  • 狭額縁ベゼルながら、ディスプレイ上部には顔認証機能対応の3D赤外線カメラを搭載

さらに、米国国防総省調達基準「MIL-STD-810G」に準拠する、衝撃、振動、温度、湿度などの堅牢性試験をクリアする堅牢性も確保しているという。

  • タッチパッド右上を押すと、タッチパッドにテンキーが現れる

CPUはCore i5-8265UまたはCore i7-8565Uを採用し、ディスクリートGPUとしてGeForce MX150を搭載する。メモリは最大16GBで、内蔵ストレージは最大1TBのPCIe SSDを搭載。

ギガビットクラスの速度を誇るIEEE 802.11ac無線LANやBluetooth 5.0なども搭載する。インタフェースは、USB 3.1 Gen2準拠USB Type-CやUSB Type-A、HDMI、Micro SDカードスロットなどを備える。内蔵バッテリーは容量50Whで、駆動時間は最大14時間。日本での発売も計画しているそうだが、発売時期や価格は未定だ。

  • ZenBook 13の主な仕様
    • CPU:Intel Core i5-8265UまたはCore i7-8565U
    • メモリ:最大16GB(LPDDR3-2133)
    • ストレージ:最大1TB PCIe SSD
    • GPU:NVIDIA GeForce MX150
    • ディスプレイ:13.3型フルHD(1,920×1,080ドット)
    • 通信機能:IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0
    • インタフェース:USB 3.1 Gen2 USB Type-C、USB 3.1 Gen2 USB Type-A、USB 2.0、HDMI、microSDカードスロット、オーディオジャック
    • カメラ:3D赤外線HDカメラ(Windows Hello準拠の顔認証機能対応)
    • バッテリー容量/駆動時間:容量50Wh/最大14時間
    • 本体サイズ/重さ:W302×D189×H16.9mm/1.19kgまたは1.09kg