P.L.トラヴァースの小説『メアリー・ポピンズ』を基に1964年に公開され、アカデミー賞13部門ノミネート&5部門受賞した映画『メリー・ポピンズ』の20年後を描く映画『メリー・ポピンズ リターンズ』が、2019年2月1日に日本公開されることが決定した。また、赤い帽子を目深にかぶった主演のエミリー・ブラントが演じるメリー・ポピンズのビジュアルを使用したティザーポスターも公開された。
ウォルト・ディズニーがそのヒロイン像に惚れ込み、最も映像化を望んだと言われる『メリー・ポピンズ』は、実写とアニメーションが織り交ぜられた革新的な映像と印象的な音楽やダンスで観る者の心を掴み、今もなお世界中で愛され続けている。今回、新しいエンターテイメント作品として映像化したのは、前作の大ファンであると公言するロブ・マーシャル監督。舞台演出家、そして振付師であると同時に、『シカゴ』(2002)、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(2011)、『イントゥ・ザ・ウッズ』(2014)といったヒット作を手掛けてきた彼が描くメリー・ポピンズの世界に注目が集まる。
主演のメリー・ポピンズは、『プラダを着た悪魔』(2006)、『ガール・オン・ザ・トレイン』(2016)『クワイエット・プレイス』(2018)など次々話題作への出演が続き、今ではハリウッドを代表する女優となったエミリー・ブラント。また、ブロードウェイミュージカルで様々な役割を兼務することで広く知られ、ピューリッツァ賞、トニー賞、グラミー賞に輝き、ディズニー作品『モアナと伝説の海』(2016)では作曲・歌を担当したリン=マニュエル・ミランダが、街灯点灯夫でメリーの古くからの仲間のひとりジャックを演じる。
ほかにも、『英国王のスピーチ』(2010)、『キングスマン』(2015)のコリン・ファース、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(2012)でアカデミー賞主演女優賞に輝いたメリル・ストリープ、『007 スペクター』(2015)のベン・ウィショーなど、ハリウッドを代表する実力派キャストが名を連ねる。さらに、前作でバート役を演じたディック・ヴァン・ダイクも再出演!また、新曲を含む音楽を、グラミー賞とトニー賞受賞のマーク・シェイマン(『ヘアスプレー』(2007))とトニー賞受賞者でエミー賞に3度のノミネート経験を持つスコット・ウィットマン(『ヘアスプレー』)が担当する。
物語の舞台は、前作から20年後。バンクス家の長男マイケル・バンクスは、今では家族を持つ親となり、父や祖父が働いていたロンドンのフィデリティ銀行で臨時の仕事に就いていた。しかし、大恐慌時代のロンドンでは金銭的な余裕がなく、さらにマイケルは妻を亡くしたばかりで家の中も常に荒れ放題。バンクス一家は窮地に追いやられていた。そんな中、さらに追い打ちをかけるように融資の返済期限切れで家を失うピンチに。そのとき、あの“ほぼ完璧な魔法使い”メリー・ポピンズが風に乗って彼らの元に舞い降りる。20年前と1ミリも変わらぬ容姿の彼女が起こす奇跡で、バンクス一家は幸せを取り戻すことができるのか。
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