田中貴金属工業は8月28日、一般消費者が「金融商品や貴金属商品の投資についてどのように意識しているか」に関する調査結果を発表した。調査は5月25日~31日、全国の一般消費者2,500名および貴金属投資商品保有者500名を対象に、インターネットで行われた。

一般消費者2割が投資に関心あり

  • 金投資商品の現保有者・購入経験者・検討経験者、または投資/増資検討者

    田中貴金属、金投資商品の現保有者・購入経験者・検討経験者、または投資/増資検討者

はじめに、一般消費者の金投資商品の現保有者・購入経験者・検討経験者、または投資/増資検討者の割合を調べたところ、2,500名のうち491名(19.6%)と、およそ5人に1人が投資に関心を持っていることがわかった。

  • 貴金属投資商品保有者の保有状況の男女比

    貴金属投資商品保有者の保有状況の男女比

貴金属投資商品保有者の男女比を前年と比較すると、女性が貴金属投資に積極的な様子がうかがえ、「金地金/プラチナ地金」(28%/前年比+9pt)、「金貨/プラチナコイン」(31%/同+6pt)、「純金積立」(25%/同+3pt)、「貴金属積立」(27%、同+2pt)と、4つの商品カテゴリーにおいて女性の割合がプラスとなった。

きっかけはメディア、情報源はネット・新聞・経済誌

  • 貴金属投資に関心を持ったきっかけ

    貴金属投資に関心を持ったきっかけ

一般消費者を対象に、貴金属投資に関心を持ったきっかけを聞いたところ、上位3つは昨年と変わらず、1位「メディアなどで投資の情報に接することが多くて」(34%)、2位「銀行の金利に不満を感じて」(23%)、3位「世の中の景気や相場の変動によって」(19%)という結果に。昨年9位だった「身近な人(家族・友人・同僚など)に勧められて」(10%)は、4pt増で7位に上昇した。

また、「関心を持つきっかけ」「購入検討時に参考にした」「購入の決め手となった」情報源については、いずれの段階においても、主に「新聞記事」「経済、金融の雑誌記事」「インターネットや投資情報サイト」であることがわかった。