俳優の葉山奨之が、高畑充希主演のテレビ東京新ドラマ24『忘却のサチコ』(10月スタート 毎週金曜24:12〜)に出演することが28日、わかった。

  • 葉山奨之

    葉山奨之

同作は『週刊ビッグコミックスピリッツ』にて好評連載中の阿部潤による同名漫画をドラマ化。同僚から"鉄の女"と呼ばれる文芸編集者・佐々木幸子(高畑)は、結婚式当日に新郎が突如失踪したことをきっかけに、旨いものをただひたすらに味わった瞬間に達する美食の境地"忘却"を求めて美食道へ足を踏み入れる。1月にSPドラマとして放送され、好評を博した。

葉山が演じるのは、幸子が所属する出版社の文芸編集部に配属される意識高い系新人編集部員の小林心一で、幸子が教育係を務めることとなる。また、幸子が所属する文芸編集部のメンバーに吹越満、逢沢りな、重岡漠が続投し、新たに上地春奈の出演もが決定。さらに幸子を見守る母親役のふせえりもSPより続投する。

葉山は「既に出来上がった雰囲気の中に新しく入ることに正直少し不安がありました」と心境を吐露。しかし「小林心一は僕と同じゆとり世代なので、実は共感するところもあったりします(笑) このゆとりパワーを使って良い意味で流れを変えたいなと思っています!」と意気込む。

役については「見た目の印象とは違って小林心一は考えが真面目で、佐々木さんの話をきちんと聞いていたり、段々と尊敬していくようにもなるので、その変化の過程を表現できるように心がけています」と語る。また食がテーマのドラマに、自身は「魚介類が大好きです。今回、小林役で魚介類を食べる機会は無いのですが、でも僕が今まで食べたことのない料理を食べられたりするのが、とても嬉しいです」と明かした。

撮影現場には、原作の表紙を再現したケーキで連ドラ化をサプライズ祝い。カツ丼部分が立体的になっているというケーキの完成度の高さに、編集部メンバーは大興奮していた。

木下真梨子プロデューサーコメント

ドラマスペシャルでも登場したふせえりさん、吹越満さんをはじめとする大好きなメンバーに再び集まっていただくことができました。幸子さんをそっと支えるお母さん、幸子さんのことが大好きな優しい編集長、そして、編集部員たち。そして新たにそんな大好きなメンバーの中に葉山奨之さんが加わっていただくことになりました。
初日の現場で、葉山さんが演じている姿を見て「あ、小林だ!」と感激しました。葉山さん演じる小林は原作でも働く世代には「なんだ、こいつ!」と思わせるインパクトのある登場をするのですが、ドラマでも小林が登場する回は必見です。そして、知れば知るほどクセになる小林を皆さんに愛していただけると嬉しいです。葉山さんの“モンスター新人”っぷりをお楽しみに! 幸子の頭の中は逃げた婚約者・俊吾でいっぱいですが、小林の登場で、それがどう変化していくのか、そして、実は美食キャラの小林と幸子がどんなグルメに出会うのか……ご注目ください!