タレントの伊集院光が、28日に放送されたTBSラジオ『伊集院光とらじおと』(毎週月曜~木曜 8:30~)にて、フジテレビ系アニメ『ちびまる子ちゃん』の原作者で15日に乳がんのため亡くなった漫画家・さくらももこさんとの思い出を語った。
伊集院は「なにより昨日ビックリしたのは、『さくらももこさんが亡くなりました』って突然、携帯のニュースで見たのかな。やっぱり『えっー!』って声出ましたね。闘病中という話も全然聞いてなくて、突然だったんでビックリしましたね」と突然の訃報に驚きを隠せない様子だった。
伊集院がニッポン放送で番組をやっていた時期に、さくらさんも同局の『オールナイトニッポン』(91年~92年)のパーソナリティを担当していたこともあり、交流があった両者。
「アニメの『ちびまる子ちゃん』のまる子役はTARAKOさんという声優さんがやってるんだけど、喋り方もそっくりで。もちろん丸々ノンフィクションではないものの、自分の少女時代の話を書いているので、『ある程度自分に似た人を選んだ』とご本人も言ってたんだけど」と語り、「落語がお好きだったり、年代もそんなに離れていなかったから話が盛り上がって、『へーこういう人がいるんだ』と思った」と振り返った。
さらに伊集院は、さくらさんについて「なんかアンバランスな人だったんですよ。大ヒット漫画の作者であると同時に、ちょっと世間知らずなあか抜けなさとか、だからこそ着眼点が面白かったり。それが何度かお会いするたびに、売れっ子作家のたくましさみたいのを持ってく感じをすごいなと思ったのが、さくらももこさんの思い出かな」と語っていた。
さくらさんは乳がんのため、8月15日に亡くなった。53歳だった。27日、さくらプロダクションがメディア向けの書面や公式サイトで発表した。