近畿日本鉄道は27日、大阪阿部野橋駅3・4番線ホームの全両分に昇降ロープ式ホームドア(可動式ホーム柵)を設置するため、9月1日から本格的な設置工事に着手し、2018年内の使用開始をめざすと発表した。同駅では1月から4番線ホームの一部に昇降ロープ式ホームドアを試験的に設置していた。
今後は車両の長さや扉の位置が異なる近鉄の条件に対応した新型可動式ホーム柵の開発も含め、大阪難波駅・鶴橋駅など乗降10万人以上の駅への可動式ホーム柵の設置に向けて検討を進めていくとのこと。
大阪阿部野橋駅の工事開始日は9月1日で、工事着手にともない試験設置したホームドアは一旦撤去する。完成予定は、3番線ホームが2018年12月中旬、4番線ホームが2019年2月初旬となっている。工事費は約5億円(試験設置費用は含まない)で、国、大阪府、大阪市より、合計約2億5,000万円の補助金を受ける予定となっている。