女優の松嶋菜々子が、今秋にテレビ朝日系で放送されるドラマスペシャル『誘拐法廷～セブンデイズ～』で主演を務めることが27日、発表された。松嶋は1996年から98年に放送された名古屋テレビ制作の『劇的紀行 深夜特急』シリーズに出演はしているが、テレビ朝日制作のドラマに出演、主演するのは本作が初となる。
『誘拐法廷～セブンデイズ～』で主演を務める松嶋菜々子
2007年に公開され、観客動員200万人を突破した韓国映画『セブンデイズ』を日本版にリメイク。松嶋が演じる敏腕弁護士・天吹芽依子は一人娘を誘拐され、「殺人罪で起訴された、限りなくクロだと思われる被告人の無罪を勝ち取ること」を要求される。タイムリミットは7日間。芽依子の行く手には、次々と困難が立ちはだかる。
今回の役柄について、松嶋は「私の役は、弁護士という職業にも関わらず、私情を挟まざるを得ない状況に追い込まれ、苦しめられます。弁護士としての使命感や責任感。子供を守りたい強い親の気持ちと、仕事をしながら娘を育てる母の心情、幾重にも重なる思いは難しい役どころだと思います」と説明。「娘を助け出すための七日間のタイムリミットが迫る緊迫感を私なりに演じたいと思います」と意気込み、「また、テレビ朝日でのドラマ主演は初めてなので楽しみです。物語が進むにつれて意外な方向へと展開し、見終わった後には何か心に残る、考えさせられる作品になると思います。是非ご覧下さい」とアピールする。
一方、テレビ朝日ゼネラルプロデューサーの横地郁英氏は、「永年のオファーが実り、松嶋菜々子さんがテレビ朝日のドラマに初主演してくださいます」と明かし、「天吹芽依子は敏腕弁護士で、と同時に娘を誘拐された母。松嶋さん演じる芽依子の強烈な母性と弁護士としてのプロフェッショナル、両方が炸裂する、パワフルなミステリードラマになります。脚本には、テレビ朝日ドラマ初執筆となる、いずみ吉紘さん。丁寧に書き込まれたキャラクターたちの緊張感ある駆け引きもみどころです。そしてバディを組むことになる男性弁護士役のキャスティングにもご期待ください」と呼びかけている。
