日本人なら誰もが幼いころから食べなれている、おにぎり。最近は、「おにぎらず」が定着したり、贅沢な具を入れたおにぎりがあったりと、「和のグルメ」として見直されているようだ。そんな中、若者文化の発信拠点・渋谷に誕生したのが「おにぎりBar 渋谷園(しぶたにえん)」。いったいどんな店なのか?  お腹を空かせて渋谷に行ってみた!

  • ビールとおにぎりって、なんだかホっと安心できる組み合わせだ

渋谷らしいスタイリッシュな一軒

「おにぎりBar 渋谷園」は、4月28日に渋谷駅前の「109MEN’S」がリニューアルオープンした新商業施設「MAGNET bySHIBUYA109」7Fにあるフードホール「MAG7」内にオープンした店。外観は、和風の装飾と色彩豊かな提灯がたくさん飾られた独創的なデザインが目を惹く。

  • 色とりどりの提灯がひと際目立つ

店舗のトータルプロデュースを務めているのは、渋谷区観光大使を務める『パーティーロッカー』あっくん。「物の見方や捉え方は、人それぞれで良い。世界中の人たちが渋谷に来たらその人達の楽しみ方を自由に表現してほしい」というテーマのもと、デザインしたのだという。

  • カウンターでさっと食べられるファストフード感も、忙しいビジネスマンにはありがたい

カウンターのみの店舗だが、広いフードホール内のテーブルを利用することができるので、大勢で訪れて各々がおにぎりを買ってきたり、他の店舗でからあげを買ってくるなどしてみんなで楽しめるのが特長となっている。

  • 広い共用スペースがあるから、おにぎりとビールをテーブルに持ってきてみんなでわいわい楽しめる

専門店ならではのハイレベルなおにぎり

店のコンセプトは、「飲めるおにぎり屋」。飲んだ後のシメに食事でおにぎりを出している店はあるけど、おにぎりを食べながら飲めるっていうのは逆の発想だ。それだけ、おつまみ的にも食べられる変わり種のおにぎりということらしい。看板メニューは沖縄発祥の「ポーク玉子おにぎり」(税込480円)。

  • 「ポーク玉子おにぎり」(税込480円)

握らずに作るタイプで、見た目もハンバーガーのような包み紙の中に入っていてファストフードっぽい。早速「ポーク玉子おにぎり」を両手で持ってパクっとかぶりつくと、ごはんが美味しい! やはり、おにぎりはどんなに具に凝ったとしても、お米が美味しくないことには始まらない。「おにぎりBar 渋谷園」では、もちろんお米にもこだわっており、福島県南会津郡只見町で生産されているコシヒカリを使用しているという。だからこんなに美味しいわけだ。1粒が大きく、甘みがある、納得の銀シャリだ。

  • 絶妙な塩加減がごはんとマッチしていて美味しい

そして、たっぷりなごはんにサンドされたポーク(スパム)と玉子が絶妙な塩加減で、ごはんとの相性もバッチリ。マヨネーズによるシンプルな味付けは、ごはんの美味しさを最大限に引き出している。

その他、「えび天おにぎり」(税込500円)は天ぷらのえびと甘いタレをおにぎりにしたもので、女性からの人気が高いそうだ。一方、男性人気が高そうなのが「ポークカツ玉子おにぎり」(税込500円)。ボリュームがあって1つでも十分満足できるはず。また、あまりたくさん食べられないお子さんや女性向けに、小さめのスタンダードなおにぎりも用意されているのも嬉しい。

  • 「えび天おにぎり」(税込500円)

  • 「ポークカツ玉子おにぎり」(税込500円)