来年4月の保育園入園に向けて、施設見学を始めている人も多いこの時期。でも、決められた日時に行って、決められたルートを案内される見学だけで、本当に良い保育園かどうか見極められるのでしょうか?

そこで今回は、子どもが保育園に通っている(通っていた)マイナビニュース会員240名に実施した、「見学時と入園後のギャップ」についてのアンケート結果をご紹介します。

  • 保育園、見学時と入園後にギャップはあった? - 「寄付金を募る……」

    事前にしっかりと見学しても、入園後にギャップが生じることも……

7割が入園前に見学

まず、子どもが保育園に通っている、または通っていた人の中で入園申し込み前に見学へ行ったという人は68%でした。

  • 保育園、見学時と入園後にギャップはあった? - 「寄付金を募る……」

    保育園の入園申し込みの前に、見学へ行きましたか?

「ギャップがあった」が3割

上記の質問に「はい」と答えた人に、「見学時と実際に入園したあとのギャップはありましたか?」と聞いてみました。

  • 保育園、見学時と入園後にギャップはあった? - 「寄付金を募る……」

    見学時と実際に入園したあとのギャップはありましたか?

すると、約3割の人が「ギャップがあった」と回答。具体的にどういったギャップがあったのか、見てみましょう。

「人員が替わっていた」(47歳、兵庫県、女性)
「意外と冬になると寒いこと」(37歳、長野県、男性)
「寄付金を募ることが多かった」(40歳、神奈川県、男性)
「想像よりも放任主義だったから」(38歳、東京都、女性)
「多少の違和感は仕方が無いと思います。私が役員を引き受けるのが必須だったことは想定外」(59歳、群馬県、女性)
「保護者に変な人がいて、周りで揉めていた」(49歳、大阪府、男性)
「クラスメートや保護者でまた印象は変わる」(39歳、兵庫県、女性)

保育士の異動やクラスメート、保護者に関しては、申し込み前の見学では分からない部分。施設側、保護者側、それぞれ考え方が違うのである程度のギャップは覚悟しておいたほうがいいかもしれません。

一方で、良いギャップがあったという人も。

「思っていたよりも先生たちが親身になってくれるので良い意味でギャップがあった」(30歳、広島県、女性)
「少し不安はあったが意外と問題なかった」(32歳、大阪府、男性)
「教育レベルが高かった」(40歳、東京都、女性)

小さい子どもを預けるのは、誰でも最初は不安に感じること。そんな時、保育士や職員が親身になってくれると、働くママ・パパにとってはとても心強いですね。

都市部などの"激戦区"では、「保育園に入れるだけでありがたい……」という人もいるでしょう。しかし保育園は、0歳児から小学校入学までとなると、6年間通うところ。なるべく保護者と子ども、どちらも安心して通える施設に入りたいものです。