JR西日本は24日、新幹線車両所一般公開「山陽新幹線ふれあいデー(岡山)」を11月4日に博多総合車両所岡山支所で開催すると発表した。「平成30年7月豪雨」の被災地域の観光復興等に寄与するとともに、新幹線の安全性・快適性・利便性や環境への優しさなどを体感し、新幹線に親しんでもらえるようにさまざまなイベントを企画している。
おもなイベントとして、最先端技術の新幹線運転台見学、新幹線車両の展示・写真撮影、新幹線の安全を支える技術の紹介、「カンセンジャー」ステージイベントなどが予定されているほか、「平成30年7月豪雨」の被災地域の観光産業の復興、中国・せとうちエリア方面への観光需要の回復を目的に「がんばろう! 西日本」キャンペーンと連動したPR活動も実施する。
新幹線車両の展示・写真撮影では、普段「のぞみ」「ひかり」「みずほ」「さくら」「こだま」として運行している新幹線車両を見られる。新幹線と一緒に記念写真が撮れる写真撮影スポットも用意。新幹線の安全を支える技術の紹介では、車両保守担当社員による検査修繕作業説明や保守用車の展示、レールカート乗車体験といった設備の保守整備を体感できるコーナーも用意される。
山陽新幹線公式キャラクター「カンセンジャー」によるステージイベントや記念撮影・握手会も開催し、こどもも楽しめるゲームなどが行われる。「がんばろう! 西日本」キャンペーンと連動したPR活動では、岡山エリアのさまざまな情報を発信するためのPRコーナーを設置。岡山県マスコット「ももっち」「うらっち」、JR西日本岡山支社旅のおたすけナビゲーター「吉備之国くまなく旅し隊」によるステージイベントも実施する。
最先端技術を結集した新幹線の運転台の見学では、見学時の記念撮影などについて一部規制があるほか、列車運用の都合上、見学の取りやめを行う場合もあるとのこと。
「山陽新幹線ふれあいデー(岡山)」の開催日時は11月4日の10~15時(荒天の場合は中止)。開催場所は博多総合車両所岡山支所(山陽本線北長瀬駅から徒歩約10分)。駐車場・駐輪場が用意されていないため、公共の交通機関での来場が推奨されている。
なお、年々来場者が増えているため、安全を確保する観点から入場ならびに運転台見学については事前抽選制となっており、JR西日本ホームページの応募フォーム、または岡山エリアの主要駅に設置のチラシに付いている専用応募ハガキより応募することができる。申込み期間は8月27日から9月24日まで(必着)となっている。