ジャーナリストの池上彰氏が、フジテレビ系大型特番『FNS27時間テレビ にほん人は何を食べてきたのか?』(9月8日18:30~9日21:54)のコーナー「池上彰&たけしが見た!世界が映した昭和のニッポン」の収録に参加し、関ジャニ∞・村上信五を絶賛した。
激動の昭和の日本を“世界はどう見ていたのか?”という視点で、貴重映像とともに振り返っていく同コーナー。高度経済成長が進んだ昭和36(1961)年頃、日本人の生活がどう変化したのかを伝えたアメリカの映像では、魚屋で買い物をする女性の姿に、「肉も魚も驚くほど新鮮だ」というナレーションが入り、日本の商店街で売られている品々を驚きと共に紹介している。
また、戦前の日本の映画にはなかったある行為を、GHQが映画に入れるよう指導したのだが、その行為を演じるビートたけしは「恥ずかしい!」と赤面。池上氏から急に話題を振られた村上も、真っ赤になってしまう。
さらに戦時中、アメリカの旧陸軍省が制作したVTRを紹介。アメリカから見た昭和天皇、そして日本兵を過激に描くこの映像から、アメリカは敵国の日本人をどのように伝えていたかを池上氏が解説する。そして、高度経済成長期の日本人の働き方、新幹線の誕生など、世界の目からみた昭和の日本の姿についても、昭和の懐かしい商店が立ち並ぶスタジオで、たけしの思い出話を交えながら、池上氏が詳しく解説する。
収録を終えた池上氏は「たけしさんがいつものように暴走するのを、なんとかみんなで食い止めつつ(笑)。なんとか走ってきたという感じですね」とひと苦労の様子。一方、村上に関しては「彼は、本当に番組を回すのが見事ですよね。去年も大したものだなと思っていましたけど、一段とこのややこしいジジイ2人をうま~くなだめながらね(笑)」と絶賛だ。
内容面については「日本の常識というのは、実は、世界に通用しなかったり、逆に世界の常識を見てびっくりするということがあります。平成が終わる今、改めて昭和から平成にかけての日本を振り返る良いきっかけになったんじゃないかなと思いますね」と手応え。「周りの国をみて、『あ~っ!』なんて笑っているけど、実は貧しいところから豊かになる途中経過で、私たちも通ってきた道なんだということを、やっぱり知った方が良い、ということですよね」と語っている。
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