フジテレビのドキュメンタリー枠『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)で26日に放送される『切なさに生きて…2丁目』では、東京・新宿2丁目の老舗「白い部屋」の裏側に、初めてカメラが潜入する。
取材カメラが訪れたのは、言わずと知れたゲイの街・新宿2丁目で50年続くニューハーフの店「白い部屋」。オーナーのコンチママは70歳で、店の名物は、エッジの効いたオカマトークと華やかなレビューショーだ。店には、20代から60代まで、キャラの濃いキャストたちがそろう。
コンチママは、店とともに2丁目文化を作ってきた知る人ぞ知る人物。ゲイであることを家族に知られないように大阪から18歳で1人で上京し、苦労を重ねて生きてきた。
ところが、取材を始めようとしていたその矢先、コンチママを不幸が襲う。店の古株のキャストが、58歳の若さで急死したのだ。この街には、故郷を捨てた人が多く、店の仲間は家族同然のため、動揺が広がっていた。その上、若手人気キャストがある事情で店を辞めると言い出すという事態も発生する。
2丁目で生きる人たちは、将来の夢、欲望、笑顔の奥に潜む不安…それぞれの事情や思いを持っているが、彼らに共通していることは、いつも本気で生きる姿だ。それは、時に切なくもあった…。
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