エン・ジャパンはこのほど、「女性の活躍推進」に関する調査結果を明らかにした。同調査は、同社が運営する人事向け総合情報サイト「人事のミカタ」を利用している企業612社を対象にインターネットで実施したもの。

  • 女性社員の活躍・定着に取り組んでいますか?

    女性社員の活躍・定着に取り組んでいますか?

会社では、女性社員の活躍・定着に取り組んでいるか尋ねたところ、52%が「取り組んでいる」と回答した。「取り組んでいない」は13%、「特に意識していない」は34%だった。

企業規模別でみると、従業員数301名以上は「取り組んでいる」は66%であるのに対し、従業員数300名以下は49%だった。

  • 女性社員の活躍・定着に取り組んでいますか?(2018年、企業規模別)

    女性社員の活躍・定着に取り組んでいますか?(2018年、企業規模別)

女性活躍・定着に「取り組んでいる」と回答した企業に具体的な取り組みについて聞くと、「出産・育児をサポートする福利厚生制度の充実」(67%)が最も多く、「時短勤務・テレワークなどの勤務形態の多様化」(52%)、「管理職への積極登用」(44%)が続いた。

  • どのような取り組みをされていますか?

    どのような取り組みをされていますか?

女性社員の活躍推進に対して課題と感じられることを尋ねると、最多回答は「女性社員の目標設定」(45%)で、2位は「女性社員の体力」(38%)、3位は「女性社員の意識」(37%)となった。3位の「女性社員の意識」は、2016年調査時は53%で最も多い回答だったが、2018年は16ポイント減となっている。

  • 女性社員の活躍推進に対して、課題と感じられることはありますか?

    女性社員の活躍推進に対して、課題と感じられることはありますか?

女性社員の定着・活躍への取り組みは、企業業績を高めることに影響があると思うか聞くと、67%が「影響がある」と回答した。2016年調査時は54%だったことから、女性社員の活躍・定着の取り組みをよりポジティブに捉えるようになっていることがわかった。

  • 女性社員の定着・活躍への取り組みは、企業業績を高めることに影響があると思いますか?

    女性社員の定着・活躍への取り組みは、企業業績を高めることに影響があると思いますか?

自由回答では、「女性は細かいことに気が付き、仕事が速い」などの声が寄せられている。