ライカカメラジャパンは8月22日、レンジファインダー式デジタルカメラの新製品「ライカM10-P」を発表した。従来よりもボディの薄型化を図った「ライカM10」(2017年2月発売)をベースに、シャッター音の静粛性を高めたのが特徴。さらに、ボディ前面にあるライカの赤い丸ロゴを省略し、見た目を控えめにした。M型ライカ伝統の「控えめ」な雰囲気を進化させ、ライカファンの購買を狙う。

  • シャッター音や外観を控えめにした「ライカM10-P」

希望小売価格は税別98万円で、発売は8月25日。ボディカラーはブラッククロームとシルバークロームの2色。

シャッターの静粛性を高めたことで、フィルムタイプを含むこれまでのM型ライカよりも静かに撮影できるようになったという。外観は、前面のライカロゴを省略したことと、上部のホットシューカバーを金属製にしたのがライカM10からの変更点。

機能面では、M型ライカで初めて背面の3型液晶(104万ドット)をタッチパネル化したことと、電子水準器を搭載して水平出しを容易にしたことが変更点だ。それ以外の撮像素子や撮影機能、操作性など、基本性能はライカM10を継承する。

本体サイズはW139×H80×D38.5mm、重さは約675g(バッテリー含む)。

  • ブラッククロームモデル。アイキャッチとなる前面の赤いライカロゴを省略したことで、控えめな印象が強まった

  • 背面の3型液晶は、ついにタッチパネル式となった。ボタンの種類や配置に変更はない

  • 上部の筆記体のライカロゴは健在だ

  • こちらはシルバークロームモデル

  • 上部の様子