米Microsoftは8月20日 (現地時間)、iPad用の「Minecraft: Education Edition」を9月に追加することを発表した。

Education Editionは、マインクラフトの広大で自由な世界を授業に活用できるようにデザインした教育版マインクラフトだ。2016年11月にリリースされ、現在Windows版とMac版が提供されている。

ライセンスは、条件を満たす教育機関に対して、Microsoftストアを通じた年間サブスクリプション契約で提供されている。また、教育向けのOffice 365のライセンスにもMinecraft: Education Editionへのアクセスが含まれる。これらのライセンスを持っている教育機関は、9月にAppleのApp StoreからiPad用を入手できるようになる。Microsoftによると、世界115カ国、約3500万人の教師や生徒がすでにEducation Editionのライセンスを持っている。

  • Chemistry Resource Pack

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Microsoftはまた、教育機関だけではなく、広く一般にも教育版の価値を広げようとしている。この夏に、Minecraft: Education Edition向けにリリースした「Chemistry Resource Pack (化学リソースパック)」を、Windows 10 PC版およびXbox版のマインクラフトでも使用できるようにした。Chemistry Resource Packは、元素構成器や化合物作成器、実験テーブルなど、化学学習に役立つパッケージだ。「チートの実行」をオンにしたワールドで、「Education Edition」をオンにすると利用できるようになる。