俳優の綾野剛が主演するテレビ朝日系ドラマ『ハゲタカ』(毎週木曜21:00~)。23日の放送で第2部のクライマックスを迎える。
同ドラマは04年に刊行され、ベストセラーになった真山仁氏の同名小説が原作。主人公の外資ファンド代表・鷲津政彦(綾野)が、"ハゲタカ"と激しいバッシングを受けながら、不良債権を抱えた銀行や経営不振の名門企業へ買収劇を仕掛け、鮮やかに勝利していく姿を描く。
第2部では、高嶋政伸演じるPCメーカー「ファインTD」の社長・滝本誠一郎が鷲津の敵として登場。23日の第6話では、土下座、泣き落とし、そして恫喝などさまざまな方法で、鷲津をけん制していく。滝本が鷲津に向かって、大量の1万円札を投げつけるシーンでは、高嶋の口から「プシャー!プシャー!」と謎の効果音も。後に高嶋本人も「思わず口から出てしまった」と振り返った。
高嶋は「このシーンは、今回『ハゲタカ』で撮ったシーンの中で一番楽しかったです」と明かし、「滝本がお金を投げるシーンで、僕の口から出た謎の効果音は、滝本の"人をバカにしたような態度"が垣間見える場面でした」と分析する。
また、綾野との共演は「本当に楽しかったですし、ワクワクしました」とのことで、「自分の芝居の練習に加え、綾野さんがどういう芝居で来るかも予測。それに対してどのように返しをするか、を考えることすらも滝本の役作りになりました」と語る。さらに「お芝居の中でのアドリブって、本当に役が染み付いていないと出ないものだと思うんです。そういう意味でも、『ハゲタカ』は綾野さんに驚かされてばかりの撮影でした」と、綾野について話した。