台湾MSIは8月21日、NVIDIAのコンシューマ向け最新GPU「GeForce RTX 20」シリーズを搭載したグラフィックスカードの投入を予告した。従来の製品シリーズだけでなく、ラインナップの拡充も図る。

「GeForce RTX 20」シリーズは、新アーキテクチャ「Turing」ベースのGPU。シェーディングプロセッサであるCUDAコアに加えて、AIの処理を行うTensorコア、レイトレーシング向けのRTコアを実装する。

光を追跡して物体をリアルに表現するレイトレーシングには、高い処理能力が求められるが、「Turing」ではRTコアによって、シングルカードでもリアルタイムに処理できるという。

MSIの「GeForce RTX 20」シリーズ搭載グラフィックスカードは、新たな高品位設計と3連ファンを装備したハイエンドモデルである「GAMING TRIO」および「DUKE」、簡易水冷仕様の「SEA HAWK」、ブロワーファン採用の後方排気モデル「AERO」といった従来の製品群に加えて、新たに2連ファン搭載の廉価モデル「VENTUS」を用意する。

各製品の詳細や発売日、価格は改めてアナウンスするという。