米Fitbitは8月20日 (現地時間)、アクティビティ/フィットネストラッカーの新製品「Charge 3」を発表した。Chargeシリーズの軽量・スリムなデザインはそのままに、より大きなタッチ対応のスクリーンを搭載。「Ionic」「Versa」といった同社がここ数年で開発してきたスマートウォッチの機能や技術を取り入れた。
ディスプレイは、Charge 2よりスクリーンエリアが40%大きいグレイスケールのOLEDタッチスクリーン。カバーガラスにGorilla Glass 3を用いている。本体ケースはアルミニウム。サイドのボタンが感圧式 (押した時に振動のフィードバックあり)になり、水泳のトラッキングにも使える防水性能を備える。
センサー類は、3軸の加速度センサー、光学心拍モニター、高度計、SpO2センサーなど。スマートウォッチと同じセンサーとアルゴリズムが採用されており、心拍数計測の精度が向上し、カロリー消費や安静時心拍数がより正確に記録される。
フィットネストラッカーに求められる軽量・スリムなデザイン、価格、長いバッテリー動作時間のバランスを考慮して、GPSは搭載していない。バッテリー駆動時間は、Charge 2 (最大5日)より29%長い最大7日だ。
ソフトウェア面では、スワイプを使ったダッシュボード表示、ランニングや水泳など運動の自動認識と記録開始、設定した目標への到達を確認しながら運動できるエクササイズモードなど、スマートウォッチから多くの機能を取り入れた。また、アラーム、タイマー、天気といったユーザーからの要望が多かった新アプリが加わった。将来のアップデートでカレンダーとリーダーボードも追加される。スマートフォンと連係して通話、テキスト、予定などの通知を受け取れるほか、Androidデバイス (Android 5.0以上)ではクィック返信などスマート通知機能を利用できる。
Charge 3は、20日にfitbit.comで予約販売が始まった「Core」版が149.95ドル。カラーは、グラファイト色のケースに黒のバンド、またはローズゴールド色のケースにブルーグレーのバンドの2種類。さらにNFC搭載でFitbit Payに対応する「Special Edition」 (169.95ドル)が発売される。