東武鉄道は20日、JR新宿駅を始発駅とした東武日光行の臨時夜行列車「日光夜行号」を10月5・12日に運行すると発表した。JR相互直通運転を活用した夜行列車の運行は初とのこと。

  • 特急車両「スペーシア」(イメージ)

これまで東武鉄道では、初夏と秋に浅草駅を始発駅とする「日光夜行号」を運行してきた。今回はJR線から東武線内に乗り入れる相互直通列車として、臨時夜行列車「日光夜行号」を運行する。これにより、首都圏西部に住んでいる人でも、混雑する時間帯を避けた行程で、秋の日光をより身近に満喫することができる。

使用車両は東武鉄道の特急車両「スペーシア」(100系)。運転時刻はJR新宿駅22時45分発・JR池袋駅22時52分発・JR大宮駅23時25分発・東武日光駅2時26分着となっており、東武日光駅に到着した後、3時半頃まで列車内で仮眠することができる。

  • 紅葉の華厳ノ滝と中禅寺湖(イメージ)

「日光夜行号」は完全予約制で、気ままに過ごせる現地フリープラン型、初級~中級向けハイキングガイド付きコースや登山コースなど、旅行会社が設定する商品によって旅行の内容が異なる。料金は、乗車駅から東武日光駅までの往復割引運賃と往復特急料金、各旅行会社が設定した行程のバス運賃などがセットになっており、クラブツーリズム、京王観光、日本旅行、東武トップツアーズにて取り扱う。

なお、従来から運行している浅草駅始発の「日光夜行号」についても、10月13・19・20日の運行を予定している。