NHKのバラエティ番組『チコちゃんに叱られる!』(総合、毎週金曜19:57~ほか)が、ギャラクシー賞の7月度月間賞を受賞した。

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    岡村隆史(左)とチコちゃん

『チコちゃんに叱られる!』は、5歳児のチコちゃん(声:木村祐一)がさまざまな疑問を投げかけ、それを解決していくもの。同賞では「企画はフジテレビのバラエティ黄金期を支えた小松純也(現・共同テレビ)。民放カルチャーをうまくNHK化し、各局がのどから手が出るほど欲しい3世代視聴を実現している。視聴者からのお便りはすべて『5さい』と書かせる縛りも小さな発明。ほのぼのとした縁側トークに一役買っている」と評価した。

また、テレビ朝日のバラエティ番組『くりぃむナンチャラ「もうええわを言わない相方たち」』(7月6・13日放送)も受賞。こちらに対しては「もしツッコミが最後に『もうええわ』を言わなかったらどうなるのかに、相席スタートやダイアンなどの人気芸人のボケが、趣旨を知らずにのぞむ。いつまでもツッコまれない状態に、あるボケは戸惑い、あるボケは怒る。ドッキリの一つと言ってしまえばそうなのだが、芸人の関係性やパーソナリティ、芸人にとってツッコミとは何なのかも見えてくる企画であった」と講評した。

ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が1963年に創設した、優秀番組・個人・団体を顕彰する賞。7月度は他にも、NHK Eテレ『ETV特集「私は産みたかった~旧優生保護法の下で~」』(7月21日放送)、NHK総合『NHKスペシャル「消えた弁護士たち~中国“法治”社会の実態~」』(7月22日放送)が受賞している。

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    くりぃむしちゅーの上田晋也(左)と有田哲平