歌手で俳優の吉川晃司が、10月期にTBSで放送される阿部寛主演ドラマ『下町ロケット』の新シリーズで、前シリーズに引き続き、帝国重工宇宙航空開発部の部長・財前道生役を演じることが17日、明らかになった。

  • 財前道生役を演じる吉川晃司

    帝国重工宇宙航空開発部の部長・財前道生役を演じる吉川晃司

主人公の佃航平を演じるのは、前シリーズに引き続き阿部寛。ヒロインである佃航平の娘・佃利菜役には土屋太鳳。そのほか、立花洋介役の竹内涼真、山崎光彦役の安田顕、殿村直弘役の立川談春をはじめとした佃製作所のメンバーなど、前シリーズを盛り上げた多くの出演者が新シリーズでも続投することが発表されていたが、このたび日本を代表する大企業・帝国重工の宇宙航空開発部部長であり、佃の盟友でもある財前道生役で吉川晃司の続投が決定した。

財前は帝国重工社長・藤間の号令の下、帝国重工を宇宙航空分野で世界のリーディング・カンパニーにすることを目標に、純国産ロケット開発計画「スターダスト計画」を先頭に立って推し進め、実現させてきた。しかし一転、今作では様々な壁に阻まれ、岐路に立たされる。前シリーズの『下町ロケット』がTBSドラマ初出演だった吉川。地上波での民放連続ドラマへの出演は前シリーズぶりとなる。

吉川は「財前部長は、常に真っ直ぐにして華やかなキャラクターですから、『蘭心竹生』を旨に、いっそうしなやかであれ。と」とコメント(蘭心竹生=蘭のような華やかな心を持って竹のようにまっすぐに生きるという意味)。

プロデューサー・の伊與田英徳氏は「『下町ロケット』シリーズは、吉川さん演じる財前なしには始まりません。前シリーズで、純国産ロケット打ち上げプロジェクト『スターダスト計画』を成功に導いた帝国重工宇宙航空開発部の部長・財前道生を情熱的に演じていただきました。圧倒的な存在感と冷静な中にも情熱あふれる財前に、私もこんな上司がいたらいいなと憧れるほどでした。今作でも、シリーズ開始早々から様々な壁に阻まれ、窮地に立たされる財前ですが、吉川さんにどのように演じていただけるのか、とても楽しみです」と期待している。

大きな挫折を味わってもなお、前に進もうとする者たちの不屈の闘志とプライドが胸を打つ『下町ロケット』の新シリーズ。宇宙(そら)から大地へ、佃製作所の新たな戦いの幕が上がる。

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