映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』(公開中)の初日舞台挨拶が17日に都内で行われ、小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、柳楽優弥、三浦春馬、吉沢亮、 勝地涼、戸塚純貴、佐藤二朗、堤真一、福田雄一監督、エリザベスが登場した。

  • 左からエリザベス、佐藤二朗、勝地涼、堤真一、菅田将暉、小栗旬、橋本環奈、柳楽優弥、三浦春馬、吉沢亮、戸塚純貴、福田雄一監督

    左からエリザベス、佐藤二朗、勝地涼、堤真一、菅田将暉、小栗旬、橋本環奈、柳楽優弥、三浦春馬、吉沢亮、戸塚純貴、福田雄一監督

同作は、漫画家・空知が『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の同名コミックを原作に、福田雄一監督が実写化のメガホンをとる。パラレルワールドの江戸を舞台に、宇宙からやってきた"天人(あまんと)”と侍・坂田銀時(小栗旬)の間に起こるさまざまな事件を描く。2017年に公開された映画『銀魂』は、最終興行収入38.4億円、2017年の実写邦画ではNo.1の成績を記録した。

福田監督は「この前、別の試写でしゃべりすぎまして、小栗旬に叱られるというのがネットニュースになっちゃって、尋常じゃないくらい嫁に怒られた」と、dTVドラマ版の舞台あいさつでの様子を反省。さらに「『たくさんお客さん入ってくれるといいなあ』という話をしていたら、妻に『てめえみてえなクソ監督にこんな素晴らしいキャストさんと素晴らしいスタッフさんが集まってくれて、やっと映画できたんだろう。それに対する感謝だろう、馬鹿野郎!』って言われて、若干泣きました」と告白した。

いつもと違う監督の様子に、菅田「なんか珍しいですねその感じ」、小栗も「どうしたどうした」と騒然。福田監督は「本当に、僕みたいなクソ監督に素晴らしいキャストが集まってくださって、素敵なスタッフさんが作ってくださって、映画が出来上がってるなあと思って、昨日の夜、人知れず泣きました。今もちょっと泣いてます」と涙をぬぐった。

会場からも「頑張って〜!」と声援が飛び、福田監督は「ダメなんです。コメディを作る人間は顔で笑って心で泣いてが鉄則なんですけど、今回本当に初日を迎えられたのが嬉しすぎて。何よりも来てくれた皆さんに感謝でございます」と頭を下げる。小栗は「感動しなきゃいけないな、という感じなんですけど……しゃべってはいないけど、尺使いすぎ!」とつっこみ、菅田が「また怒られた!」と茶化していた。

  • 看板を持つのに苦労するエリザベス

また、「一番"掟破り"だったのは?」という質問に、福田監督は「小栗さんでしょう」と太鼓判。「床屋のシーンの途中から急にテンションがおかしくなってるんですよ。新八(菅田)がゲロ吐いたあたりから、突然テンションがおかしくなって、そこから急に中尾彬が入ってます。一言も指示してないですからね」と説明する。「新八のテンションもおかしいですからね。限界突破ですよ」と語った。

小栗が「いやでも、今回は本当に楽しかったですね」としみじみ言うと、福田監督は「あれで楽しくないって言われたらショックだわ」と苦笑。小栗が特殊メイクの施された将軍(勝地)の髪の毛を引っ張るシーンでは「あんなに引っ張っちゃダメって言われてたんですよ。気がついてたら引っ張りすぎちゃって。プツンってとこまで行ってやれと思って」とテンションのおかしさを振り返る。一方、特殊メイクを施されていた勝地は「俺は何が行われてるのか全然わからない。中は無表情だよ」と冷静に明かす。しかし菅田から「笑うと、ちょっと震えてめっちゃ怖かったの。痙攣みたいに震えてる!」と指摘されていた。

主演の小栗は最後に、「本日はありがとうございました。こんな感じの映画ですが、皆さんの中で、『あそこが良かったな』『こんなところがもう一度見たかったな』と、どんどん愛を育んでくれたらいいなと思います」と思いを語る。「『1』よりも『2』が面白かったよと言ってくれたりすると、『3』ができたりするかもしれない」と今後の展開にも期待を持たせた。

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