NVIDIAはこのほど、同社の公式YouTubeチャンネルにて、8月20日にドイツで開催を予定するイベントのティザー動画を公開した。基本的にはGeForceとゲーミングPC、そしてゲーマーをフィーチャーした動画だが、演出の端々に次期GeForceのヒントが隠されている。
既報の通り、イベントにおいてNVIDIAは「華々しいサプライズ」を予告しており、次期GeForceの登場は既定路線と思われる。今回のティザー動画はそれを裏付けるものとなっている。
最も分かりやすいのはラストにイベントの開催日が表示されるシーンで、「2」「0」「8」「0」の順番に数字がせりあがる。どうやら次期GeForceは2000番台(20シリーズ?)としてリリースされるようだ。
動画内でゲーマー向けのチャットソフト「Discord」のやりとりでも、「Zenith20」や「Mac-20」「Eight Tee」に加えて、「Not_11」というユーザーネームがあることからもわかる。
また、公式YouTubeチャンネルの動画へのコメントや海外掲示板のRedditでは、「Ray」や「RoyTeX」というユーザーネームにも注目。NVIDIAは8月13日にリアルレイトレーシング向けの新GPU「Quadro RTX」ファミリーを発表している。GeForceもこれに合わせる形で、製品名にGTXではなくRTXを付けるのでは? とも予想されている。
「Quadro RTX」ファミリーは、新アーキテクチャである「Turing」ベースのGPUを採用。シェーダプロセッサのCUDAコア、ディープラーニング向けのTensorコアに加えて、新たにレイトレーシング向けのRTコアを実装。非常に高い演算性能が求められるレイトレーシングをリアルタイムで実現できるという。これがコンシューマ向けのGeForceでも実装されるか注目される。