テスティーは8月15日、10代・20代の若年層を対象とした電子マネーに関する調査結果を発表した。調査日は2018年7月15日、有効回答は1,194人。

電子マネー保有率は52.8%

  • 保有電子マネー

電子マネーの保有率を調べたところ、10代の44.2%、20代の60.7%が電子マネーを「持っている」と答え、若年層全体では52.8%を占めた。

電子マネー保有者を対象に「保有している電子マネーの種類」を聞くと、10代、20代ともに1位「交通系」(10代80.0%、20代73.5%)、2位「nanaco」(同26.8%、同41.2%)、3位「WAON」(同19.2%、同34.1%)との順に。同調査によると「20代は、商品購入などでポイントが貯まる交通系以外の電子マネーの保有率も高い傾向がみられた」という。

電子マネーを利用する場所は、10代、20代ともに「コンビニ」(10代65.5%、20代72.2%)と「交通機関」(同66.0%、同60.4%)が圧倒的に多く、次に「スーパー」(同23.3%、同38.5%)が続いた。また20代は10代に比べて、「飲食店」(16.3%)や「日用品購入」(15.7%)においても電子マネーの利用割合が高くなっていた。

現金と電子マネーのどちらをよく利用するか尋ねたところ、10代の87.4%、20代の78.9%が「現金」と回答。一方、今後電子マネー決済が普及してほしいと考えている割合は、10代では62.9%、20代では59.9%に上り、現金を使用している人が多数派ではあるものの、電子マネー決済の普及を希望する若年層は多いことがわかった。