東京都はこのほど、「都内の保育サービスの状況について」を発表した。2018年4月1日時点での、都内の待機児童数は5,414名。前年の同時点に比べ全体で3,172人減という結果となった。
認可保育園などの保育サービスを利用する児童数は前年より16,059人増え、293,767人となった。待機児童数については、2017年から預け先が見つからず、やむを得ず育児休業を延長した保護者の児童数も含めている。
区市町村別で待機児童が多い地域は、1位「世田谷区」(486人)、2位「江戸川区」(440人)、3位「目黒区」(330人)、その後に「大田区」(250人)、「府中市」(248人)、「足立区」(205人)、「国分寺市」(202人)、「三鷹市」(190人)、「墨田区」(189人)、「中央区」(188人)と続いた。
前年比での増加数で見ると、「国分寺市」(前年比110人増)、「墨田区」(同41人増)、「練馬区」(同31人増)などの自治体で大きく待機児童が増加した。
一方、前年に比べ待機児童数が大きく減少したのは、「世田谷区」(前年比375人減)、「大田区」(同322人減)、「目黒区」(同287人減)など。杉並区では今年待機児童ゼロを達成し、全体では14自治体が待機児童ゼロとなっている。