凶悪な異世界犯罪者集団ギャングラーから「ルパンコレクション」を取り戻すため暗躍する快盗と、人々の平和と安全を守るためギャングラーに挑む国際警察。絶対に交わることのない2つの戦隊が激しくぶつかりあいながら、共にヒーローとして悪を撃破していくストーリーが好評の『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』。
2018年2月の放送開始からはや半年が過ぎ、現在『ルパパト』初の劇場版『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film(アン・フィルム)』が公開されている。ここでは、ルパンレンジャーの中心人物・ルパンレッド/夜野魁利を演じる伊藤あさひがマイナビニュースのインタビューに登場。ヒーローを演じるにあたっての心がまえや、ライバルであるパトレン1号/朝加圭一郎に対する思い、そして劇場版の見どころを訊いた。
――『ルパパト』のみなさんは7月15日の「テレ朝夏祭り」トークイベントに出演されていましたが、まずはこちらのご感想からお願いします。
「テレ朝夏祭り」は以前から楽しみにしていたんです。間近で子どもたちの反応を見ることができて、すごく感動しました。子どもたちがすごく『ルパパト』を愛してくれているのがわかりましたし、僕らのことをヒーローだと思ってくれているのが直に伝わってきて、うれしかったです。ステージショーで悪の怪人が、ちびっ子の1人にプレゼントを見せつけながら、「ギャングラーとルパンレンジャー、どっちが好きだ?」と聞いたとき、プレゼントが欲しくても決してギャングラーって言わないところが、なんともいじらしいんですよね(笑)。
――伊藤さんご自身は、子どものころにヒーローショーを観に行った思い出なんてありますか?
すごく幼いときに、親に連れていってもらったらしいんです。というのも、記憶に残っていないくらい小さなころの話なので……(笑)。
――『ルパパト』も放送開始からはや半年が過ぎました。最初のころと現在とを比べて「ここは成長できたな」と思える部分を教えてください。
僕は芸能界に入ってまだ1年半くらいしか経っておらず、お芝居をはじめ、ほぼ何も知らない状態でこの現場に入らせていただいたんです。そこから半年が過ぎ、役を演じる上で自分がやるべきことなど、少しずつわかってきたように思います。この作品は通常のドラマでやることに加えて、アフレコであったり、アクションだったり、たくさんの要素が詰まっていますので、この経験がいろいろな面でプラスになるのではないかと思って、日々たくさんのことを学ばせていただいています。最近特に、そういうことを強く感じるようになりました。
――玩具売り場などでご自分のキャラクター商品が並んでいるのを見たとき、どんな気持ちになりましたか?
この前、街でルパンレンジャーのイラストTシャツを着てくれている男の子を見かけたんです。本当は、そこに駆け寄って「ありがとう!」と言いたい気持ちでしたけれど、そこをグッと我慢して、彼の後ろ姿を見ながらニヤニヤしていました(笑)。あとは、コンビニにルパンレンジャー、パトレンジャーのマスコット人形が置いてあったりするんですけれど、そこにルパンレッドがないと、ああ、売り切れたんだと思って「よし!」と思ったりします。たまに残っていたりすると「レッドは在庫数が多いからな」って言い訳しています(笑)。