イベントに必要なスタッフのリストを提出したら、「今回はあまりバジェットがないから、受付とか少し減らせないかなぁ」と言われた……バジェットって何のこと?
そこで今回は、ビジネスシーンで使われる「バジェット」という言葉をご紹介します。
■「バジェット」とは
「バジェット」とは、予算や経費、運営費、生活費、国の予算案といった意味の英語「budget」をカタカナで表したものです。
ビジネスシーンで用いられる場合も同じで、「予算」や「経費」という意味で使われることがほとんどです。
■「バジェット」の例文
・来年度のバジェットを決めよう。
・このイベントを成功させるには、それなりのバジェットが必要です。
・今回はバジェットが厳しいので、なるべく無駄を省きましょう。
■「バジェット」を用いたビジネス用語
「○○バジェット」「バジェット○○」といった形で、ビジネスシーンでよく使われている用語もありますので、いくつかご紹介しましょう。
「バジェット不足」= 予算が足りないこと。
・それを実現するには、どう考えてもバジェット不足だ。
・スポンサーさえ見つかれば、バジェット不足は解消されるんだが。
「バジェット次第」= 予算次第という意味。
・プロジェクトが成功するかどうかは、バジェット次第だ。
・バジェット次第でクオリティは違ってきます。
「ビッグバジェット」= 大規模予算のこと。おもに映画業界で使われる用語で、莫大な予算が組まれた作品を「ビッグバジェット」と言います。
・やはりビッグバジェットの作品は、スケールが違いますね。
「ローバジェット」= ビッグバジェットの対義語で、少ない予算を意味します。
・今回の企画は、ローバジェットでお願いします。
■形容詞として使われる「バジェット」とは
「バジェット」という言葉は、形容詞として使われることもあります。その場合は、「バジェット商品が大量に入荷しました」「このお店は、基本的にバジェット価格帯のものが多いですね」というように、「低予算の・格安の」という意味になります。
形容詞のバジェットに関連した用語としては、「バジェットレンタカー」「バジェットエアライン(LCC:格安航空会社のこと)」「バジェットホテル」「バジェットトラベル」などがあり、いずれも「バジェット=格安の」に置き換えると分かりやすいでしょう。
今回は、「バジェット」の意味や使い方についてご紹介しました。ビジネスシーンでは、基本的に「バジェット=予算」ですが、形容詞としての使い方もありますので、関連するビジネス用語とともに覚えておくと良いでしょう。