マイボイスコムは8月8日、「eスポーツ」に関するインターネット調査の結果を発表した。調査は7月1日~5日、1万514人を対象に行われた。
eスポーツ(e-sports)とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略。広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉で、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。
直近1年間にゲームをした人は、全体の4割。男性や若年層で比率が高く、男性10・20代では8割弱、男性30代や女性10・20代では各6割強だった。ゲームを「ほとんど毎日」する人は、全体の20.0%。
eスポーツについて「どのようなものか知っている」は18.5%、「名前を聞いたことはあるが、どのようなものか知らない」は25.4%で、これらを合わせた認知率は43.9%。直近1年間にゲームをした人では6割の認知率、ゲームをしていない人では3割強だった。
eスポーツに興味あり(「興味がある」「まあ興味がある」の合計)は全体の6.0%、興味なし(「興味がない」「あまり興味がない」の合計)は81.3%。興味あり層の比率は、男性や若年層で高く、男性10・20代では3割強だった。また、ゲームを月に2~3回以上する層では、興味あり層が10%台ですが、ゲームをしない層では約2%となっている。
eスポーツについて「ゲームは遊びのひとつであり、スポーツ競技とはとらえにくい」「eスポーツという名前からは、ゲームの対戦競技をイメージしにくい」「実際に身体を動かすことがメインではないので、スポーツ競技とはとらえにくい」と思う人は、それぞれ2割。男性10・20代では、「個人やチームで対戦するので、スポーツ競技である」「反射神経、動体視力、瞬発力などの能力が求められるので、スポーツ競技である」など、スポーツ競技ととらえる人が他の層より多い傾向がうかがえる。
eスポーツについてやってみたいことは、「試合を、テレビで観戦する」「eスポーツに関することをインターネット等で情報収集する」「試合を、ネットの実況動画、ストリーミング配信で観戦する(YouTube、Twitchなど)」が各3~4%。男性10・20代では「eスポーツに関することをインターネット等で情報収集する」が2割、「試合を、ネットの実況動画、ストリーミング配信で観戦する(YouTube、Twitchなど)」が1割強で、他の層より比率が高くなっていた。
eスポーツの普及を進めることについて、賛成意見(「賛成」「どちらかといえば賛成」の合計)は1割強、反対意見(「反対」「どちらかといえば反対」の合計)は2割強。「どちらともいえない」が67.1%となっている。賛成意見の比率をみると、男性や若年層で高く、男性10~30代、女性10・20代では各3~4割となっていた。