MacやiPhoneの小さな文字を大きくしていくこの連載も、今回がラスト(最初から5回と決まってたんや。不人気で打ち切られたわけやないで)。
低下した視力を、iPhoneの表示拡大でしのいできたのですが、とはいえディスプレイ自体が大きい方がラクに決まっています。とくに資料や映像の閲覧や、何かしらの作業をするなら、スマホよりもタブレットのほうがストレスなく使えるはずです。
おじさん、iPad Proを買う
というわけで、iPad Proを購入しました。10.5インチのセルラーモデル(au版)です。iPadは2010年の初代モデル、iPad mini(2012年)を買ってきましたが、ここ数年は使っていませんでした。仕事の作業はMacBookなどパソコンがメインですし、情報のチェックなどはiPhoneで事足りていたからです。
しかし、目の病気で入院後、退院した時は、紙の本が読めないぐらい視力が低く、仕事を継続する上で、iPad Proが必須との結論に至りました。原稿はMacの表示を大きくすることで書けますが、出版の仕事ではゲラチェックといって、校正紙を見て修正する作業があります。これまでは、プリントした紙に赤ペンで記入する方法をとっていましたが、視力的に厳しくなりました。iPad Proならば画面を拡大しつつ、スタイラスペン(Apple Pencil)で書き込めます。
12インチと10.5インチ、どっちにする?
迷ったのは、12インチと10.5インチどちらにするか。視力及び作業効率的には12インチでしたが、視力が回復したときに使用頻度が下がるのはイヤかなと、10.5インチを選択しました。購入してまもなく、3万円台で買える廉価版iPad(9.7インチ)がApple Pencilに対応すると発表されたときは、のけぞりましたけどね。まぁ、俺はプロだから(いろんな意味で)と自分を納得させました。
キャリア(au)のモデルにしたのは、3年間の分割で月々の支払額が抑えられるのと、実質的なデータ通信量も月数百円と、格安SIMと大差なかったからです。データ容量はスマホと共有となりますが、個々にデータ使用量をモニターしなくていいのは精神衛生上いいですし。もちろん、「Apple Pencil」も別途注文しました。
おじさんこそiPad Proを使うべき
使ってみると、おじさんこそ、iPad Proのメリットはあるなと感じたので、5つの買うべき理由を書いておきましょう。