俳優の山田孝之と菅田将暉がW主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『dele』(毎週金曜23:15~※一部地域除く)。10日(23:45~)に放送される第3話では、女優・余貴美子と文学者・高橋源一郎がゲストとして出演する。

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    左から菅田将暉、余貴美子 -テレビ朝日提供

パソコンやスマホに残された「デジタル遺品」をテーマに、1話完結型形式で展開される同作。依頼人の死後に遺留データを内密に消す仕事をしている主人公・坂上圭司(山田)と真柴祐太郎(菅田)は、任務を遂行しようとするたびにさまざまな問題に巻き込まれ、依頼人の人生とそこに隠された真相をひも解かねばならぬ状況へと追い込まれていく。

第1話と第2話では、データという存在が身近な世代の物語が描かれたが、第3話はさびれた街で日常を送るアナログ世代の60代男女をめぐるストーリーに。

「自分の死後、あるデータを削除する前にコピーし、バラの花と一緒に江角幸子(余貴美子)という女性に届けてほしい」という依頼からスタートするが、この依頼を祐太郎に託した浦田文雄(高橋)が数日後に自殺する。さらに、死亡確認に向かった祐太郎は、不審な男が浦田のパソコンを盗む現場を目撃。そんな中、圭司のPCに、浦田のパソコン起動を知らせる信号が送られてくるという内容だ。

"デジタル遺留品"という最先端のテーマであるが、「血の通った人間が長年積み重ねてきた人生」や「社会がデジタル化しても変わらぬ人情」が描かれる。

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