平成仮面ライダー20作品記念として、2018年9月2日より放送スタートする特撮ドラマ『仮面ライダージオウ』の制作発表が7日、都内で開催された。平成最後のライダーとなる仮面ライダージオウに変身する常盤ソウゴ(ときわ・そうご)を演じるのは、今作がデビュー作となる17歳の新人・奥野壮であることが明らかになった。

奥野演じるソウゴは、高校の進路指導でも「王様になる」といってしまう18歳の高校3年生。天才なのか、天然なのか、「なんか行ける気がする」と言ってはやってのける力をもつ。苦境に陥っても笑ってしまうポジティブな思考の持ち主。突然、目の前に現れた少女・ツクヨミ(演:大幡しえり)から「50年後に魔王として世界に君臨する」と未来の姿を告げられても、あっさりと受け入れてしまう。魔王ではなく、人々の幸せを実現する王様になるという夢をかなえるため、仮面ライダージオウとして戦う決意とする。

奥野は、2017年に開催された「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」において、フォトジェニック賞と明色美顔賞をW受賞。2018年より、『仮面ライダーゴースト』主演の西銘駿、『仮面ライダーエグゼイド』主演の飯島寛騎らも所属する「男劇団 青山表参道X」に加入している。主演に選ばれたことがわかった時には、驚きのあまり放心してしまったという。

『仮面ライダージオウ』のモチーフは「時計」。時空を旅して戦う「タイムトラベルライダー」である。仮面ライダージオウは変身ベルト 「ジクウドライバー」に、変身アイテム「ライドウォッチ」を装填することで変身するのだが、歴代の平成仮面ライダーの力を秘めたライドウォッチで、平成ライダーのアーマーを装着することができるのだ。全ての平成仮面ライダーの力を使うことができるジオウは、まさに2000年から始まった「平成仮面ライダー」20作品分のパワーを持つヒーローとなっている。さらに驚くべきことには、主人公であるジオウ自身が未来の世界では魔王として君臨しているという設定。主人公自身がラスボスである運命が待っているという。

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