北海道豊浦町はこのほど、「日本一の秘境駅」といわれるJR室蘭本線小幌駅を訪れた人に「秘境到達証明書」を発行する取組みを開始した。あわせて、駅を中心とした小幌エリアの写真を募集する「秘境小幌フォトコンテスト」も実施する。

  • 小幌駅の「秘境到達証明書」イメージ

「秘境到達証明書」の発行は、鉄道以外でのアクセスがきわめて困難な小幌駅に加え、知内町小谷石地区と美深町松山湿原の計3カ所を「北海道三大秘境」と位置づけ、3町が連携してPRする事業の一環。小幌駅で駅名看板を背景に自撮りした写真を町内の「道の駅とようら」または天然豊浦温泉「しおさい」で見せることで、その場で発行してもらえる。証明書には到達ナンバーが記載され、発行した日付のスタンプが押印される。発行は当日1人に1枚限りで、自撮り写真がない場合は発行されない。

「秘境小幌フォトコンテスト」は、小幌エリアの風景などを題材にした写真を募集する企画。1人5点まで応募可能で、最優秀賞1点には3万円程度の豊浦町特産品が贈られる。優秀賞(最大6点)と入選(最大12点)にもそれぞれ1万円程度、5,000円程度の特産品が贈呈される。優れた作品は「秘境小幌フォトカレンダー」や豊浦町の公式サイト、その他の広報媒体に使用される。募集期間は10月19日までとなっている。