ラジオ体操第一にある二つの運動はどこが違う? 図解資料を調べた

夏休み、夏季休暇、夏季休業。

素敵な響きですね。大人になってからは、夏でも秋でも休みなら嬉しいですが、「夏休み」という響きはちょっと特別です。

ところで夏休みといえば、ラジオ体操を連想するのはデフォ。筆者も子どもの頃に、公園や学校でラジオ体操をした記憶が。当然、「タン♪タカ♪タカ、タタ～」のリズムも脳内で再生されます。

ちなみにラジオ体操に第1と第2があるのは周知の事実。そして、多くの人がラジオ体操と聞けば、第1を思い浮かべるはず。

ラジオ体操を知っていますか

マイナビニュース読者に聞いても、ご覧の通り。

マイナビニュース会員1,000名(会社員・自営業)を対象に2018年7月26日に実施したアンケートより

「圧倒的じゃないか、我が軍は」

ちなみに、ラジオ体操の動作についても聞いてみると。

提供元:かんぽ生命

やっぱりね! 「腕を～♪(ピアノ演奏)」の掛け声と共に、この足を曲げ伸ばすコイツが断トツの知名度。では、その逆はどうだろう?

ラジオ体操界の地味子ちゃんは、「伸びの運動」と「深呼吸」。ところで、この二つの運動に違いあるのか? と思うのは筆者だけでしょうか? 実は長年の疑問なんです。

提供元:かんぽ生命

提供元:かんぽ生命

見比べても区別がつかず、疑問が解消されません。

ラジオ体操で検索

みんな知ってるラジオ体操ですが、誰が、どうやって広めたのでしょう。ちょっと調べてみました。

NHKラジオ放送による号令に合わせて行う体操。アメリカのメトロポリタン生命保険会社が健康増進・衛生思想の啓蒙を図る意図から1925年に考案した体操を手本に、当時の日本の逓信省簡易保険局が日本での実施を計画。1928年国民保健体操として制定した。同年11月に天皇の御大典記念事業の一環としてラジオ放送を行い、別名ラジオ体操の名称で呼ばれるようになった。
※平凡社世界大百科事典：「国民保健体操」について言及している用語解説の一部より抜粋

ラジオ体操は別名で、正式名称は国民保健体操なんですね。説明をみていると、ある組織がありました。

全国ラジオ体操連盟

どうやら、ここがラジオ体操を普及させている組織のようです。ここなら疑問を解消してくれるでしょう。しかし、我ながら、面倒くさいヤツですね。

全国ラジオ体操連盟とは?

連盟のホームページを見てみます。トップページが素敵です。ジャングルで、ラジオ体操する女性。マイナスイオンを浴びながらの体操運動は身体によさそうです。

全国ラジオ体操連盟HPより

全国ラジオ体操連盟はラジオ体操講習会の全国展開、指導者の育成、ラジオ体操実施団体の支援等を推し進める非営利団体だそうです。具体的にどのような活動をしているのでしょう。担当者の方に質問したら、丁寧な回答をもらえました。

●1,000万人ラジオ体操・みんなの体操祭、夏期巡回・特別巡回ラジオ体操会の主催(かんぽ生命保険、NHKと共催)
●春季、秋季に全国13エリアで、ラジオ体操の一般講習会、指導者講習会等の実施
●ラジオ体操指導士資格試験(1級、2級)の実施・認定
●自治体、企業等からのラジオ体操指導要請を受けて、指導者の派遣
●ラジオ体操テキストの頒布

普及活動として、いろいろ取り組んでるようです。特に最後の「ラジオ体操テキスト」に注目です。これは所謂教科書、さっきの疑問も解消できるはず。早速購入(送料込み2,460円)しました。

立派な冊子です。これなら大丈夫ではないか? 比べてみましょう。

動作はやはり同じようだが、、、、「あ!!!」

よく見ると、違いがあった!

「手を軽く握る」

「手は握っていない」!

これは決定的な違いですよ! ちなみに、テキストによると