お弁当のサンドイッチをチャック袋に入れて、食べ終わったら袋をたたんで持ち帰る。袋の口を閉じるだけの簡単グッズを、食品以外のアイテムにも応用している、片づけ上手な女子たち。細かいモノから大きなモノまで、袋に入れるだけでいいアイディアをご紹介します。
サッと取り出せるスマートなバッグ
ポーチを使ってバッグの中身を整理していた女子たちの、新たなアイテムがチャック袋。ポーチの場合はかわいい柄がついていたり、コロンとした円形のものがあったりして持っているだけで気分が上がります。
ところが、ポーチが一つではなくいくつもあると、かさ張って重たくなることがあります。そんな実用面を考えてみると、ビニール製のチャック袋を複数持ちする方が合理的。たとえば、次のような種類で小分けにして整理します。
- ハンドクリームとUVカットクリーム
- ハンカチとティッシュ
- ガムと飴
- 目薬と絆創膏
- イヤホンと充電器
- 折り畳み傘
- ストールと帽子
メイク用品だけは専用のポーチを使うことで、ビニール袋使いの味気なさが薄らぎます
身支度が時短になるクローゼット
身につけることの多い、腕時計とアクセサリーをはずしたらチャック袋に入れておくと、次に使うときに手に取りやすくなります。時間がない時には袋ごとバッグに入れて、移動中に身につけてもOK。冷え対策用としてストールを持っていきたい時のために、ふだんから1枚ずつ袋にしまっておくと便利です。
また、衣類の収納用品としても使えます。A4サイズくらいのチャック袋があると、滑りやすい素材のブラウスがしまいやすくなります。さらに、他の衣類とは分けて収納したい、飾りや刺繍のあるトップス、ひっかかり傷が気になるタイツも同様です。こうして袋に入れておくと、棚や引き出しの中が自然と整うようになり、ビニールの中身が見えるので選ぶときにも迷いません。大切な服の予備ボタンとタグを袋で管理するのもいい方法です
細々したモノが片づくダイニング
箱入りの錠剤や湿布、コンタクトレンズ用品は、袋に移し替えるのがおススメ。箱の大きさが違うせいで、ゴチャづきがちなクスリ箱がスッキリします。テレビを見ながらネイルやフェイスケアをすることがあるなら、袋ごと持ち運べるようにすると準備が簡単。化粧コットンや綿棒も同じく袋にIN。使い終わったら、収納ボックスや引き出しの中へポンと入れるだけなので、片づけるのがラクになります。
このようにチャック袋に入れる習慣があると、旅行のときにもその効果がテキメン。荷造りから荷解きまでパパっと手際よく済むので、素早く行動ができて時間が有効に使えます。
すはらひろこ
整理収納アドバイザー認定講師・一級建築士・インテリアコーディネーター。インテリアのプロならではの収納術が、オシャレでやる気がわくと好評。片付け講座を定期開催するほかテレビ・雑誌でも活躍。著書「シンプルに暮らす 無印良品で片づく部屋のつくり方」(エクスナレッジ)、「朝、着る服に迷わないハッピー収納術」(大和書房)、「1分からはじめるかたづけ術」(だいわ文庫)など著書・監修書多数。http://ouchisuteki.com/