空間とネットをリンクする新しいバーコード「XPANDコード」を運営するXPANDはこのほど、PRの一環としてわたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線の列車に「XPAND」のヘッドマークを掲出すると発表した。
ヘッドマーク掲出列車は8月10~19日に運行。「渡良瀬の偉人」をモチーフにした人物が「ワ」と叫ぶ様子を表現したヘッドマークデザインは、東京メトロの行先案内表示など鉄道・バスのサインを数多く手がけた同社代表が製作した。「えくすぱんど」の文字は、鉄道系サイン会社の日本海ファクトリーから提供されたものを使用している。
同社の企画による「XPAND」ヘッドマーク列車の運行は6月に阿武隈急行線で初めて実施され、7月から水間鉄道水間線でも実施しており、わたらせ渓谷鐵道が3例目となる。
「XPANDコード」はサイン・看板向けに開発されたバーコード。案内サインや看板などのデザインや文字情報などを邪魔しない横長スリット形状が特徴で、QRコードと同様、スマートフォンで読み取るとそのサインの拡張情報が表示されるしくみとなっている。至近距離で読み取ることを前提としたQRコードとは違い、50m先からでもスムーズにスキャンできる。すでに全国37都道府県の飲食店・小売店・宿泊施設・商業施設・共同住宅などで使われているほか、公共交通や公共空間での活用についても準備を進めているという。