JR東海は3日、「平成30年7月豪雨」により被害を受け、運転を見合わせている高山本線飛騨金山~下呂間について、8月11日の始発列車から運転を再開する見込みが立ったことを発表した。
高山本線は飛騨金山~下呂間の運転再開により、岐阜~坂上間で普通列車を運転するほか、特急「(ワイドビュー)ひだ」が名古屋・大阪~飛騨古川間で運転を再開する。現在実施している飛騨金山~下呂間のバス代行輸送は8月10日をもって終了し、8月11日の始発列車から通常通りのダイヤで列車による運転を行う。
飛騨金山~下呂間を含む乗車券・自由席特急券などは8月4日の営業開始時刻から、特急「(ワイドビュー)ひだ」の指定席特急券などは8月4日10時から販売を再開する。なお、同日に販売を再開する「飛騨路フリーきっぷ」については、今年に限り利用制限期間である8月11~20日も特別に利用可能とのこと。
残る運転見合わせ区間である坂上~猪谷間については、盛土および線路設備等に大きな被害が生じているため、運転再開までに数カ月を要する見込み。特急「(ワイドビュー)ひだ」も飛騨古川~富山間は引き続き運休となる。