文部科学省は8月2日、「2018年度学校基本調査(速報値)」の結果を発表した。それによると、2018年5月1日現在の大学・短大進学率は前年比0.6ポイント上昇の57.9%となり、過去最高を記録した。
女子大生の割合、過去最高に
大学(学部)進学率は同0.7ポイント増の53.3%と、過去最高を更新。高等教育機関進学率は同0.9ポイント増の81.5%と、過去最高を記録した。専門学校進学率は同0.3ポイント増の22.7%となった。
卒業者に占める就職者の割合をみると、高校卒業者では同0.1ポイント減の17.6%で、うち正規雇用は同0.2ポイント減の17.4%。大学卒業者(学部)は同1.0ポイント増の77.2%で、うち正規雇用は同1.2ポイント増の74.1%。大学院修了者(修士課程)は同0.3ポイント増の78.5%と過去最高で、うち正規雇用は同0.6ポイント増の75.7%。大学院修了者(博士課程)は同横ばいの67.7%と過去最高で、うち正規雇用は同0.3ポイント増の53.6%となった。
大学における女子学生の割合をみると、学部は同0.3ポイント増の45.1%、修士課程は同0.3ポイント増の31.3%、博士課程は同0.2ポイント増の33.6%と、いずれも過去最高を更新。また大学の女性教員の割合は同0.6ポイント増の52.6%、女性管理職の割合は同1.0ポイント増の27.9%と、ともに過去最高を記録した。
調査対象は幼稚園、幼保連携型認定こども園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校、各種学校、市町村教育委員会。