定期的に「焼き肉食べたい、焼き肉!」となってしまう筆者。どうしても美味しい焼き肉を食べたい、しかし慢性的に金欠病。そんなときにとてつもなくお得なニュースが飛び込んできた。なんと、ホルモンが美味しいと評判の焼肉店「伊藤課長 代々木駅前店」で「赤字上等! 肉のつかみ取りキャンペーン」を実施するというではないか。しかもワンコインで!? 早速500円玉を握りしめて行ってみた。
店名の由来は『ホルモン』
「伊藤課長」は、全国に店舗を展開している焼き肉店。鮮度がよく美味しいホルモンを提供しようというコンセプトで始まったお店だという。店名について訊いてみると、美味しいホルモンを提供している飲食店ということで、「ホルモン」→「胃とか腸」→「イトカチョウ」→「伊藤課長」がその由来。なるほど、飲み会の席で決めちゃったのかな? 尚、「社内には伊藤課長はおりません」とのこと。
いよいよ『肉のつかみ取り』に挑戦
「肉のつかみ取りキャンペーン」は、通常1人前(80g)税別690円の『課長カルビ』を、たった税別500円でつかみ取りして獲った分だけ食べることができる。昨年も実施しており、好評のため今年も開催することになったそうだ(浅草駅ビル店、神田東口店、代々木駅前店の3店舗で実施)。
ルールとしては、「1組4名以上での参加」「1組1回限りのチャレンジ」。社内の4人でやってきたら、誰がチャレンジするのかで盛り上がれそうだ。また、つかみ方は「クレーンゲーム方式」で上からつかみ取ること。手首を返して掌を上にするのはNGとなっている。 では早速チャレンジ。「おまたせしました~」と店員さんがテーブルにギッシリ肉が詰め込まれた寸胴をドーン! とセッティング。右手でも左手でもOKとのことだが、筆者は右利きであるゆえ、当然右でつかむのがオーソドックスなやり方だろう。
しかし、ちょっと待て。こと「つかむ」ということに関して、人は必ずしも利き腕を使っているとは限らないのではないだろうか。野球をするときを考えてみて欲しい。利き腕でボールを投げる。そしてつかむのは左手。ごはんをたべるときも、左手はお椀をつかんでいる。結論。つまり、「つかみ取り」は利き腕と反対の手で行うべきなのである!(考えすぎ)。
というわけで、緊張感漂う中、いざつかみ取り。うわ~肉たちが手にニチニチとまとわりつく感じ。結構ぬめりがあるので滑って落としそうだ。
なんとか集中力を維持して、秤に乗せてみると、記録は「470g」。おお~! 価格にして4,300円相当。わりと良い成績なんじゃないですか? やはり左手を使用する作戦が功をそうしたのか。いやしかし、もしかしたら右手でつかんでいたならば……そう考えると、どうやらもう一度来店する必要がありそうだ。
さて、自分がつかみ取った肉をいただきます! ひと口食べたら、柔らかくて美味しい~! 噛むごとに溢れる肉汁に感激。こんなに食べていいんですか? というくらいの量だけど、ほど良くサシの入ったカルビで、脂の甘みがしつこく感じないから、どんどん食べられちゃう。タレにつけてパクパク、ビールをグビッ。ああ~幸せってこのことですよ。