説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『通知音はしたけれど、どのアプリからの通知かわかりません!?』という質問に答えます。
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通知音がしたからiPhoneを手にしたけれど、通知センターには何も表示されていない……ホーム画面にバナーは現れず、通知センターにそれらしき表示もない、気のせいかもしれないけれど繰り返し発生するので原因が気になる、ということでしょうか?
原因は通知の設定にあると推定されるため、『設定』→「通知」の順に画面を開き、設定を変えたかもしれないアプリの画面を開きましょう。その中に、アプリから通知を受け取る設定(「通知を許可」スイッチがON)になっているにもかかわらず、「ロック画面に表示」や「履歴に表示」、「バナーとして表示」のいずれもOFFになっているものがあるとしたら、おそらくそのアプリが原因です。
アプリの運営側は、「通知を許可」スイッチがONになっていれば通知を送信してきます。しかし、通知が届いてもロック画面やバナーに表示されず、履歴にも表示されなければ、どのアプリに通知が届いたのか調べることは困難です。バッジのスイッチがONになっていても、通知が届く前のバッジの数を記憶していなければ識別できないでしょう。ご質問の場合、通知音が鳴る設定(「サウンド」スイッチがON)にしていたから、音またはバイブレーションで通知の到着を知ることができましたが、このスイッチもOFFになっていた場合、通知があったことすら気付かなかったはずです。
なお、このような"音はすれども姿は見えず"タイプの通知に気付いた場合、通知音で原因のアプリを特定できることがありますが、それは『メール』や『メッセージ』、『電話』など通知音を選択可能なアプリに限られます。大半のアプリは通知音をON/OFFすることしかできないため、「通知」の設定画面をひとつひとつ確認して原因を探すことになるでしょう。