イトーキは7月31日、全国の従業員規模500人以上の企業に所属しているワーカーを対象とした「働き方とオフィスに関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2018年5月12~14日、有効回答は400人。
「働き方改革」への評価、オフィス環境の満足度で違い?
自社の「働き方改革」に満足しているか尋ねたところ、「大変満足している」(3.25%)と「やや満足している」(40.00%)の合計は43.25%。一方、「あまり満足していない」(43.50%)と「全く満足していない」(13.25%)の合計は56.75%と、過半数が満足していないことがわかった。
「自社の『働き方改革』に満足しているか」という設問と、「勤務先のオフィス環境には満足しているか」という設問をクロス集計したところ、オフィス環境に満足しているワーカーの86.7%が自社の「働き方改革」にも満足している事が判明。同調査では「ワーカーの満足するオフィス環境をつくることが、『働き方改革』の満足を高めることになっているのかもしれません」と推測している。
今後取り組みたい働き方改革の施策を聞くと、「休暇取得の促進」(34.3%)、「テレワークの導入」(29.8%)、「オフィスの改善」(27.0%)がトップ3にランクイン。年齢別にみると、20~30代は全項目において「働き方」改革に取り組みたいと考えている割合が高く、特に「テレワークの導入」「オフィスの改善」など働く場所・環境の変革に取り組みたい意向は、40代以上より20~30代の方が10ポイント以上高い結果となった。