リンクスインターナショナルは7月30日、スマートフォン用の手持ち式スタビライザー「MOZA Mini-MI」を発表した。価格はオープンで、予想実売価格は税別13,800円前後。8月11日より発売する。

  • スマートフォン用の手持ち式スタビライザー「MOZA Mini-MI」。DJIの「OSMO Mobile」シリーズの競合となる製品だ

  • 基本的な構造はOSMO Mobileシリーズとほぼ同じだが、OSMO Mobileにはない工夫も散見される

特徴的なのが、スマートフォンを固定するホルダー部分に磁石コイルを内蔵し、ワイヤレス充電に対応したスマートフォンに対して5Wのワイヤレス充電が行えること。チルト軸のアームにはUSBポートがあるので、ワイヤレス充電に対応していないスマートフォンもケーブル経由で充電できる。

  • ホルダー部分にはコイルが内蔵されており、ワイヤレス充電に対応したスマホをケーブルレスで充電できる

  • アームにはUSB端子を搭載しており、ケーブル接続でスマホを充電することも可能

ペイロード(耐荷重)は最大300gで、幅61~92mmのスマートフォンを搭載可能。ジンバルのキャリブレーションや各種フォロー設定は、専用アプリ「MOZA Genie App」を使って行う。アプリはiOS版とAndroid版が用意されており、8種類のフォロー制御を駆使して自由なカメラワークでの撮影を楽しめる。軸制御範囲は、ヨー軸が±360度(連続)、チルト軸が±165度(連続)、ロール軸が±310度(連続)。

機能面では、スタビライザー機能を保持したまま手動でジンバルの軸を動かせる「マニュアルポジション機能」、任意で指定した範囲を自動で追尾する「オブジェクトトラッキング機能」、初期状態からチルトを90度回転させた状態で固定する「インセプションモード」、ヨー軸のフォロー速度を高速にして素早い追従を可能にする「スポーツギアモード」などを用意。そのほかにも、マニュアル撮影モード、タイムラプス、ライブストリーミングを利用可能。

カメラアクセサリーの取り付けに使える1/4インチのユニファイねじ穴は計4カ所に搭載する。スマートフォンとはBluetooth 4.0で接続する。バッテリー容量は2,100mAhで、バッテリー駆動時間は最大10時間。充電時間は約3.5時間。本体サイズはW143×D107×H290mm、重量は約543g。

  • グリップ部にジョイスティックやダイヤルなどの操作部を用意する

  • ミニ三脚などを固定するためのねじ穴を4カ所に搭載しているのが便利に使えそう