急性心不全、急性呼吸不全、肺炎のため大阪市内の病院に緊急入院していたお笑いコンビ・東京ダイナマイトのハチミツ二郎が、29日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にゲスト出演し、あらためて退院を報告。九死に一生を得た当時を振り返った。
ハチミツは16日、大阪・なんばグランド花月の3回目の公演出演後に体調不良を訴えて入院。数日前からの高熱が原因で肺炎を発症し、心臓に負荷がかかって肺に水が溜まり、急性心不全と呼吸不全を引き起こしていた。
スタジオで「本当に死んだかと思いました」と笑顔を見せたハチミツ。タクシーで病院についた時、酸素量は「水に溺れている状態」に近い「67」だった。病院で携帯電話を出すように言われ、遠くでは「死ぬかもしれないから家族を呼んで」と聞こえるなど、周囲は緊迫した状況だったという。
この時、ハチミツは「漫才師だからNGK(なんばグランド花月)が最後で死ぬのも悪くないかとちょっと思って。3ステが一番ウケた。映像として使われるのは恥ずかしくない」と死を覚悟。しかし、5歳の娘の顔を思い浮かべたら回復し、「なぜかその時に、松本(人志)さんの顔が出てきたんです。お月さまみたいに」と不思議な体験を思い返した。
この収録から約3週間前、ハチミツは同番組に出演予定だったが番組内容の変更に伴い、見送りに。松本は、ハチミツにメールで「また違う形でおいでや」と送っていたことを思い出し、「たぶんその会話があったからやと思うよ」と推測した。
2年ほど前から酒をやめ、早寝早起きで健康にも気をつけていたというハチミツ。最後に視聴者に向けて「本当に伝えたいのは、(体調不良の時は)真っ先に病院に行ってください」と呼びかけ、「日本の医療をいろいろ言う人もいますけど、何の不満もありませんでした。命を助けていただきました。大阪の病院の方々、本当にありがとうございました」と感謝の言葉を伝えていた。