お笑い芸人の出川哲朗が、フジテレビ系バラエティ特番『出川哲朗の病院の歩き方』(8月3日19:00~21:55)で、同局のゴールデン帯初の冠番組を担当。アシスタントは、こちらもフジで初のMC出演となる元テレビ東京アナウンサーの大橋未歩が務める。
スタジオセットは“リアルガチ”な病院仕様で、医師役や患者役のエキストラが常に演技しているという本物の病院のような臨場感を演出。そこに出川が颯爽と登場し、「院長の出川です」とあいさつすると、スタジオが一気に笑いに包まれて収録がスタートした。
収録前には、出川が大橋のことを「もともと大好きなんです! 顔もタイプだし性格も良い人なんで、完璧な女性ですね」と絶賛。そんな大橋は、2013年に軽い脳梗塞を患い、療養期間を経て復帰した経験を持っている。
番組では、出川らが最新医療を体験した様子をVTRで見ながら、スタジオで病院の先生たちとともに医療トークを展開。不器用で有名な出川だが、手術支援ロボット「ダヴィンチ」のシミュレーション体験で意外な才能が開花する。
スタジオでは心臓シミュレーターを用いた模擬手術を体験し、拍動をリアルに再現した動く心臓模型を相手に、出川が冠動脈バイパス手術に挑む場面も。だが、助手役に扮したおのののかに汗を拭いてもらって油断した瞬間、ハプニングが発生してしまう。
ゲストの中山エミリとおのののかは、都内の病院で最新の乳がん検査を体験。VTRを見た出川は「マンモグラフィ」が言えず、何度も「マンモグラフィティ」と言ってしまうが、実は家族から従来の乳がん検査が女性にとって痛くてつらいことを聞いていると話し、鋭い切り口で先生に斬り込む。
最初は医療番組のMCに自信が持てなかったという出川だが、スタジオでは先生たちに対して視聴者目線のリアルな質問や意見を投げかけていく。大橋はそんな出川の様子に「結局“マンモグラフィ”は1回もちゃんと言えなかったですけど…(笑)、先生に対するご質問はすごく的を射ていらっしゃって、やっぱりそれは皆に健康でいてもらいたいという出川さんの思いやりから来てるんだと思います」と評価した。
一方の出川は「(昨年の自身の入院経験から)自分のためだけじゃなく周りの人のためにも健康でいなきゃいけないというのを痛感したので、視聴者の皆さんにもそのことを伝えたいです」と強調している。
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