JR東日本盛岡支社は25日、山田線宮古~釜石間の鉄道復旧工事について進捗状況を報告した。同区間では2018年度内の開業(開業後は三陸鉄道が運営)をめざして復旧工事を行っており、鉄道施設に関するおもな工事は9月末までに終了する予定としている。

  • 磯鶏駅駅舎

  • 織笠駅駅舎

  • 大槌川橋りょう

  • 鵜住居駅駅舎

おもな工事進捗としては、磯鶏駅の駅舎が6月12日に修繕を終え、織笠駅・鵜住居駅の駅舎は8月上旬、浪板海岸駅の駅舎は9月末に完成する予定。また、大槌川橋りょうの軌道敷設工事により、7月18日をもって全区間のレールがつながった。引き続き軌道の修繕工事を行うとのこと。

今後のおもなスケジュールとしては、完成した土木構造物の強度などを確認するため、8月21日から宮古~釜石間でディーゼル機関車による試験走行を開始予定。10月以降は完成した鉄道施設の検査などを実施しながら撤去等の残工事を進め、2019年1月以降は鉄道施設の安全性など最終確認を行うための試運転を実施(予定)。2019年2月以降、宮古~釜石間開業後の運営を担う三陸鉄道による訓練運転を実施する予定となっている。