インテージは7月27日、夏の職場の設定温度に関する意識と実態に関する調査結果を発表した。調査期間は2018年6月18~21日、調査対象は首都圏在住の20~59歳の有職者で、有効回答は1,490人。
夏の職場における室温の感じ方を尋ねると、「『ちょうどいい』と感じることが多い」との回答は36.3%。一方、「『暑い』と感じることが多い」は42.3%、「『寒い』と感じることが多い」は21.4%と、6割超が「適温ではないことが多い」と感じていた。男女別にみると、女性は男性に比べて適温と感じている人の割合が低いことがわかった。
職場の冷房設定温度は平均「25.7℃」、快適と感じる職場の冷房設定温度は平均「25.2℃」で、概ね快適な環境に近いことが判明。男女別では、男性が快適と感じる設定温度は平均「25.0℃」だった一方、女性は「25.7℃」と男性よりやや高く、職場の冷房設定温度と同じ結果となった。
職場で暑さ、寒さを感じたときの行動を調べると、全体では暑いとき、寒いときとも「他の人に配慮して我慢」「周囲に確認し設定温度を変える」が各2割強だったのに対し、「自分の判断で温度を変える」は約1割にとどまった。
男女別にみると、女性は暑いとき、寒いときとも「周囲に確認し設定温度を変える」との回答は男性より高い(女性3割弱、男性2割弱)一方、男性は「面倒なので我慢」が女性より高かった(男性2割前後、女性1割強)。特に暑い時、「寒がる人がいるので」との周囲への配慮も含めた「我慢派」は男性では48.2%に上る一方、女性では36.5%にとどまった。