広島電鉄は26日、広島駅~広電宮島口間(2号線)のさらなる利便性向上を目的に、新型車両5200形「グリーンムーバーエイペックス」を2編成導入すると発表した。導入時期は2019年3月末とされている。
新型車両5200形「グリーンムーバーエイペックス(Green Mover APEX)」は近畿車両・三菱重工エンジニアリング・東洋電機製造の3社が共同して製作を担当。車両長30,000mm、車体幅2,496mmの超低床車両となる。
車両デザインは「未来×スピード」を基本コンセプトに、エクステリア・インテリアともに「モノトーン+アクセント」の意匠でまとめ、「新しい広島のシンボル」となるデザインをめざした。
車体前面はこれまでの「グリーンムーバー」シリーズから一新。スピードと広島のアクティブさを造形のテーマに、これまでの系譜とは異なるモノトーン基調のカラーリングとなり、明るい緑のアクセントを加えた未来的なデザインとした。車体側面は角を斜めにカットしたグラフィックスを取り入れ、街を駆け抜けるスピード感を表している。
インテリアも「モノトーン+アクセント」配色でまとめ、色数を抑えた配色とコントラストで車体全体の広がりを演出。都会的でメリハリのある空間デザインとした。スタンションポールはエクステリアと同等色で見やすく、新型車両の車内におけるアクセントに。腰掛表布は「水の都」広島の川の流れをモチーフに、新しい時代へとつなぐ時間の流れをドットと曲線で表したという。